パンケーキスワップが「AI活用型価格予測市場」提供開始、アービトラム上に構築で

PancakeSwapがAI活用の価格予測市場を提供開始

大手DEX(分散型取引所)パンケーキスワップ(PancakeSwap)が、「アービトラム(Arbitrum)」上に構築した「AI活用型価格予測市場(AI-Powered Prediction Market on Arbitrum)」の提供開始を6月26日発表した。なおこのAIは、分散型AIネットワーク「アローラ(Allora)」提供のものとなる。

同DEXの「AI活用型価格予測市場」でユーザーは、20分間の間にETHの価格が上昇または下降するかを予測することで、その予測の正解に応じた報酬が獲得できるとのこと。

「アローラ」は過去3年間で4億以上の資産の価格予測を生成し、その予測の信頼度は95から99%だったとのことだ。

なお「パンケーキスワップ」と「アローラ」は、「AI活用型価格予測市場」の提供に向けて今月6日より提携していた。

現在この「AI活用型価格予測市場」では60,000ARBを獲得できる報酬キャンペーンが9週間実施されている。このキャンペーンでは10分ごとにETHの価格が上昇または下降するかを予測し、予測が正解した場合、賞金プールとなる60,000ARBから1部を報酬として獲得できるとのことだ。

なお「アービトラム」はイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2スケーリングソリューション。同ネットワークでは、「オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)」を採用することでイーサリアムの安全性を保ちつつオフチェーンでの高速処理を実現している。

関連ニュース

参考:パンケーキスワップアローラ
images:iStock/monsitj

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した