「俺レベ」がアバランチでIP展開
人気ウェブトゥーン「俺だけレベルアップな件(Solo Leveling)」のIPが、レイヤー1ブロックチェーンのアバランチ(Avalanche)上で展開されることが6月26日発表された。
「俺レベ」は韓国発の小説だ。その後展開したウェブトゥーンでは143億ビューを記録。日本語版としても制作されており、今年1月にはアニメシリーズとしてシーズン1が放映され、現在ネットフリックスでも視聴が可能だ。なおシーズン2の放映も決定している。またスマホゲーム「Solo Leveling:Arise」は1500万ダウンロードされ、Google Playの「トップ無料ゲーム」チャートで1位を獲得している。
今回アバランチ上に展開されるのは、デジタルコレクタブルプラットフォーム「Solo Leveling:Unlimited(SL:U)」。発表同日よりクローズドベータ版が公開されるという。
なお「SL:U」は、アバランチの技術スタックを活用し、カスタムしたレイヤー1ブロックチェーンを構築し、ガスレスNFTトランザクションが特徴になっているとのこと。このことから同プラットフォームは、アバランチチェーンを利用した独自ブロックチェーンを構築できる機能「サブネット」が活用されると思われる。
今回「SL:U」は、Web3ソーシャルプロトコル「アザーワールド(OtherWorld)」にて公開される。同プロトコルでは、開発者がソーシャルグラフを利用したソーシャルアプリケーションの構築や統合が可能となっている。
今回提供される「SL:U」は、「アザーワールド」初のタイトルとして公開されるとのこと。
また「アザーワールド」では、他のウェブトゥーンタイトルや (G)I-DLEといったK-POPグループのIPを利用したコンテンツも提供される予定だ。
ちなみに「SL:U」では、原作のストーリーを反映し、ゲートの中にいるモンスターを倒すことでキャラクターがレベルアップし、成長していく内容になっているとのこと。
戦利品として手に入るモンスターカードは、原作同様にレベルアップが可能で、高レベルのモンスターカードを手に入れたユーザーには様々な報酬が用意されているという。
「SL:U」はシーズン制で運営され、コミュニティ対抗戦や様々なお楽しみ要素が継続的にアップデートされるとのことだ。なお「SL:U」は日・英・韓の言語に対応している。
「SL:U」のクローズドベータ版への早期アクセスコードを入手するには、ディスコード(discord)の「Otherworldコミュニティ」を確認する必要があるとのことだ。
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参考:アバランチ
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