ステイクテクノロジーズがParity Technologiesの主導するブロックチェーンプロジェクト支援プログラム第1期に選出
ステイクテクノロジーズ株式会社が、Parity Technologiesの主導するプロジェクト支援プログラム「Substrate Builders Program」において第1期メンバーに採択されたことを発表。
Substrate Builders Programは、Parity Technologies社が主導するPolkadotエコシステムにおけるプロジェクトを対象にしており、PolkadotエコシステムのプロジェクトをNext Levelへ推進することを目的としたプログラム。
同プログラムの第1期には、STOプラットフォームを目指すPolymathやステーブルコインをPolkadot上で発行するAcala Network、グローバルサプライチェーンプロジェクトのCentrifugeと並び、ステイクの開発するPlasm Networkが選定10プロジェクトの内の1つとして選出された。
同プログラムではParity Technologies社より、技術サポート、資金調達サポート、マーケティングサポート、ビジネスデベロップメントサポート、Parityチームによるメンタリングなどのサポートが受けられるとのこと。
ステイクテクノロジーズ株式会社の代表取締役である渡辺創太氏は「Parityは言わずと知れたブロックチェーン開発エコシステムにおけるリーダーであり、このParityからPlasm Networkの公式な支援がいただけるのは我々のプロダクトを加速させる上で非常にポジティブな影響を与えると思います。我々のプロダクトであるPlasm Networkはメインネットのローンチ目前でありWeb3.0を支える基幹インフラとして期待に応えることができるように精進し、日本勢として世界の中心で勝負しに行きます」とコメントをしている。
またあたらしい経済編集部には「日本勢としてPolkadot/Parityエコシステムでは世界が見えてきたフェーズから世界に入ったフェーズになったと主観的には考えています。世界一を獲るべくさらに精進します!」とコメントしてくれた。
編集部のコメント
Parity Technologies社は、Ethereumの元CTO・現Polkadotの創業者であるGavin Wood氏を中心に設立されたブロックチェーン開発企業です。同社は、異なるブロックチェーンをつなぐ役割を持つブロックチェーンであるPolkadotの開発を中心に行っています。
ステイクテクノロジーズ株式会社は12月にもWeb3 Foundationが進める金銭・技術的な支援プログラムに国内最多の3度目の採択されたことを発表しました。
Web3 FoundationはPolkadotを開発する団体で、ブロックチェーン業界を代表するエンジニア集団とGavin Wood氏が同Foundationを率いています。Polkadotに接続されるブロックチェーンはSubstrateというブロックチェーン開発のフレームワークを用いて作成されており、同プログラムの助成金でステイクテクノロジーズ社が将来的に開発するのは、このSubstrateの開発をより堅牢にするためのセキュリティツールとのことでした。
このようにステイクテクノロジーズ社はブロックチェーン業界において技術的にリードする企業のプロジェクトに参画し、ブロックチェーン業界において世界的に活躍する企業となってきました。引き続き今後の同社の発表が楽しみです。
ステイクテクノロジーズ社の開発するPlasm Network、Substrateなどの解説は、あたらしい経済のこちらの記事を参考にしてください。
次世代のブロックチェーン開発のあり方とは? Substrateの可能性(Stake Technologies 渡辺創太)
【独占取材】Web3 Foundationが選んだ日本企業Stakedが開発するPlasm(プラズム)とは?〜Plasma(プラズマ)ブロックチェーンをみんなの手に<ステイクCTO 山下琢巳氏インタビュー(1)>
コメント:大津賀 新也(あたらしい経済)