メタプラネットが10億円分のビットコイン追加購入を予告
東証スタンダード上場企業のメタプラネットが、新たに10億円相当のビットコインを追加購入する計画を6月24日発表した。
このことは、同社が同日に開催した取締役会にて決議したという。
ビットコインの購入資金は、社債発行による調達資金にて充当するとのこと。なお同社債の担保として、メタプラネットの完全子会社のウェン東京が保有するホテルロイヤルオーク五反田の土地及び建物に、第一順位の抵当権が設定されているという。
なお具体的な購入時期については言及されていない。しかし以前に実施された追加購入の際も事前に購入が予告されていたため、改めて購入が実行されれば同社より報告されると思われる。
メタプラネットは「ビットコインの保有残高は、長期保有目的のものについてはコストで計上し、短期保有目的のものについては四半期ごとに価値を時価評価し、その評価損益を損益計算書の営業外損益の項目に計上することになります」と述べている。
メタプラネットは6月11日、新たに2億5,000万円相当となる23.351BTCを追加購入したことを発表。これにより同社のビットコイン合計保有数は141.0727BTCとなった。
なおその際の購入総額は、14億5,000万円で1BTCあたり10,278,391円で購入したとのことだ。
メタプラネットは4月8日、資金管理戦略の一環として、ビットコインを購入することを発表。「インフレヘッジ、同通貨がマクロ経済回復から受ける恩恵、そして長期的な資本価値向上の基盤としての可能性を多面的に理解したため」とし、同社はビットコインを自己資産に組み入れることを決定したという。
またBTCについては「ビットコインはボラティリティが高い通貨との側面がありますが、長期的に見た場合には価値が恒常的に上昇しており、長期保有に適していると考えております」とも同社は伝えている。
その他にも同社は、今回のBTCへのエクスポージャーシフトについて、「新たな戦略的投資家の出資によって後押しされ、強化されていく」と述べている。