カナダ大手デジタル資産運用3iQ、カナダでソラナのETP上場を申請

北米上場初のソラナETP目指す

カナダの大手デジタル資産運用会社スリーアイキューデジタルアセットマネジメント(3iQ Digital Asset Management)が、ソラナ(SOL)の上場取引型金融商品(ETP)の仮目論見書をオンタリオ証券委員会(OSC)に提出したと6月20日発表した。

発表によれば、3iQは同ETPが北米で上場される初のソラナETPとなることを目指すという。

また同社は、同ETPのクラスAユニットを「QSOL」のティッカーでトロント証券取引所(TSX)に上場することも申請したと併せて報告している。

同ETPは、保管するソラナをステーキングし、株主に報酬を分配する仕組みを採用する。

3iQが「QSOL」の投資マネージャーおよびポートフォリオ・マネージャーを務め、募集エージェントはカナコード・ジェニュイティ(Canaccord Genuity)、カストディアンはテトラ・トラスト(Tetra Trust)とコインベース・カストディ(Coinbase Custody Trust Company, LLC)が務める。

3iQは当局規制に則ったビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)上場ファンドを北米で初めて設定、ビットコインとイーサリアムのETFをトロント証券取引所に上場させており、2023年8月には世界で初めてイーサリアムETFにステーキングの機能を実装した。

マネックスグループは昨年12月、3iQの株式の過半数を取得。今年4月に同社を子会社化するプロセスを完了している。

関連ニュース

参考:発表
images:iStocks/mouu007

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

合わせて読みたい記事

【7/1話題】ソニーがアンバージャパン買収、イーサリアム現物ETF開始時期は先延ばしかなど

ソニーがアンバージャパン買収で暗号資産交換業に参入、昨年に代表は交代済み、バイナンスジャパンに「アプトス(APT)」上場へ、Zaif、ステーキングサービスに「シンボル(XYM)」追加へ、米SEC、「イーサリアム現物ETF」申請書類を発行体に返却、開始時期は先延ばしに=報道、米SECがコンセンシスを提訴、MetaMaskのスワップとステーキングの証券法違反で、ソラナ上のDeFi「ゼータマーケッツ」、独自トークン「ZEX」のエアドロ実施、メルカリ「ビットコイン取引サービス」、平均取引金額1位は徳島県、アプトス財団が日本での活動強化、アリババクラウドとMove開発者コミュニティ「Alcove」立ち上げ、ワールドコインがアルケミーと提携、独自チェーン「World Chain」インフラ提供で、「学生Web3超会議だお in Kyoto」7/6開催、IVS Crypto公式サイドイベント

Sponsored

【6/28話題】ソラナの現物ETFが米国で初申請、デジタルガレージがNFT活用の神奈川県実証事業など

VanEck、米国初の「ソラナ現物ETF」をSECに申請。SOL価格も上昇、デジタルガレージ、NFT活用の神奈川県実証事業「かながわサイエンスサマー デジタルスタンプラリー」実施へ、米コインベースが決済インフラ「Stripe」と提携、イーサL2「Base」のUSDC対応、米State StreetがGalaxy Digitalと提携、新たなデジタル資産ETF立ち上げへ、韓国暗号資産VCハッシュド、アブダビに進出=報道、コインベースなど主要取引所にイーサL2の「Blast(BLAST)」上場、バイナンス、UAE居住ユーザーをグローバル版から「Binance FZE」へ移行開始、中南米最大デジタル銀行NubankがLightsparkと提携、ライトニングネットワークとUMA導入へ

Sponsored