アーリーワークスとNEC通信システムがブロックチェーンを用いた「超高速次世代型ハイブリッドデータベース」に関する共同研究を開始
株式会社アーリーワークスと日本電気通信システム株式会社(NEC通信システム)がブロックチェーン技術を用いた、超高速次世代型ハイブリットデータベース「SmokeDB」の構想実現に向けた共同研究を2020年1月より開始したことを、1月22日プレスリリースにて発表。
「SmokeDB」は、非金融系領域においてブロックチェーン導入を容易にすることを目的として、研究およびプロトタイプ開発を進めていくとのこと。
「SmokeDB(Security Mighty Operation,Kindly and Easy blockchain DataBase)」は、アーリーワークス社独自のブロックチェーン基盤「Grid Ledger System(GLS)」と汎用性の高いSQLインタフェースを採用することで、汎用型データベースとしてアプリケーションへの適応ハードルを低くし、信頼性と安定性・保守性を高めたアプリケーション開発が可能となるとのこと。
また「SmokeDB」は、データの管理を複数のサーバー相互間で情報通信を使用してを行い、ネットワークに流れる情報を持ち合うことができる。それにより、システム障害に対し耐性が高く、高いセキュリティを合わせ持つ、安定的なデータサービスの運用・提供が可能となるとのこと。
なお「SmokeDB」にて実際に開発を行った「チケットの転売防止システム」のプロトタイプの展示が、1月23日24日開催のDOCOMO Open House 2020にて行われるとのこと。
編集部のコメント
株式会社アーリーワークスは、8月にKudan株式会社の取締役である井上瑞樹氏、株式会社メルカリの社長室兼コーポレートリーガルマネージャーである齊藤友紀氏など、複数の個人投資家から総額7千万円の資金調達を行ったことを発表しています。 また同社開発のGrid Ledger System「GLS」には、「Directed Acyclic Graph (DAG)」が採用されているとのことです。
コメント:大津賀 新也(あたらしい経済)
(images:antoniokhr )