マイクロストラテジーが5億ドルの転換社債を販売へ、ビットコイン追加購入目的で

マイクロストラテジーが5億ドルの転換社債を販売へ

ビットコイン(BTC)の購入を積極的に進めている米ナスダック上場企業マイクロストラテジー(MicroStrategy)が、総額5億ドル(約790億円)の転換社債を発行し、資金調達を行うことを6月14日発表した。

なお、この転換社債の販売収益は、ビットコインの追加取得と一般的な企業目的に使用する予定とのことだ。

発表によると同社が発行する転換社債は、適格機関投資家向けの私募で発行される予定だという。

同社債は2032年6月15日満期で、無担保となっている。2024年12月15日から毎年6月15日と12月15日に半年ごとに後払いで利息が支払われるとのこと。また一定の条件に従い、同社は2029年6月20日以降に債券の全部または一部を現金で償還する場合があるとのことだ。

なお転換社債は、一定の条件で株式に転換できる権利(転換オプション)が付与されている社債。通常の社債と同じく一定の利息が受け取れる他、償還日まで保有することで額面金額が払い戻される。一方で株式に転換して株価の値上がり益が得られる側面も持っている。ただし株式に転換できるメリットが付帯しているため、通常の社債に比べ利回りは低く設定されている。

マイクロストラテジーでは4月30日現在、合計で214,400BTCを保有している。1BTCあたりの取得額は35,180ドル(約555万6,000円)。

なお同社のBTC保有数は、上場企業として最大となる(6/14ビットコイントレジャリー調べ)。

関連ニュース

参考:マイクロストラテジービットコイントレジャリー
images:iStocks/Funtap

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/20話題】NTTドコモのERC6551搭載ゲームβ版、「暗号資産を国民経済に資する資産とするための緊急提言」正式承認など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored