USDC発行の米サークル、中南米の投資銀行BTGパクチュアルと提携

サークルがBTGパクチュアルと提携

USD Coin(USDC)等のステーブルコインを発行する米サークル(Circle Internet Financial)が、中南米の投資銀行BTGパクチュアル(BTG Pactual)と提携し、ブラジルでUSDCの直接販売を開始したことを5月29日発表した。

これによりサークルはUSDCをブラジルの銀行を通じて、BTGパクチュアルの個人顧客および機関顧客に提供できるようになったとのこと。またBTGパクチュアルでUSDCを採用する企業は、24時間365日ほぼ瞬時に低コストでUSDCを発行(鋳造)および換金できるという。

ちなみにサークルはBTGパクチュアルの他に、ブラジルのデジタル銀行ヌバンク(Nubank)とも昨年12月に提携している。こちらでは、ヌバンク提供の暗号資産取引プラットフォーム「ヌバンククリプト(Nubank Cripto)」でUSDCが取引されている。

このようにサークルによるブラジルでのUSDCのサービス展開は、同国におけるデジタル通貨の普及および促進が目的とされている。

なおサークルはブラジル以外にもフランスやシンガポールでUSDCの提供に向けて動いている。同社は昨年よりフランスでデジタル資産プロバイダー取得に向けた許認可申請を行い、またシンガポールではシンガポール金融管理局(MAS)より大手決済機関(MPI)ライセンスを取得している。

関連ニュース

参考:サークル
images:iStocks/Vit_Mar・rarrarorro

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【12/3話題】石破総理が暗号資産税制改正に慎重な姿勢、RTFKTが事業終了へなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored