ビットコインステーキングの「バビロン」、Paradigm主導で7000万ドルの資金調達

バビロンが7000万ドル調達

ビットコイン(BTC)のステーキング可能にするプロトコル「バビロン(Babylon)」が、7,000万ドル(約109.7億円)の資金調達ラウンドの完了を5月30日発表した。

このラウンドはパラダイム(Paradigm)主導のもと、ブリッシュキャピタル(Bullish Capital)、ポリチェーンキャピタル(Polychain Capital)、ハッシュキーキャピタル(Hashkey Capital)、マントル(Mantle)、ギャラクシー(Galaxy)、ハックVC(Hack VC)、ビアBTCキャピタル(ViaBTC Capital)、アンバー(Amber)、HTXベンチャーズ(HTX Ventures)なども出資参加したとのこと。

バビロンの共同創業者であるデビッド・ツェー(David Tse)氏は、「今回の資金調達は、ビットコインをPoSシステムのセキュリティ・バックボーンにするという我々の使命を加速させるものです。私たちのチームは、従来の役割を超えてビットコインの有用性を高め、ブロックチェーンエコシステム全体のセキュリティを強化することに専念しています」とリリースにてコメントしている。

「バビロン」は、ビットコインをPoSブロックチェーンにステーキング資産として導入する方法を提供するビットコインステーキングプロトコル。スタンフォード大学のデビッド・ツェー教授とフィッシャー・ユー(Fisher Yu)博士によって2022年に設立された。

同プロトコルは2022年にシードラウンドによる資金調達を完了しており、その際はIDG、DHVC、ブレイヤーキャピタルらから出資を受けていた。

また昨年12月に同プロトコルは、1,800万ドルを調達。同ラウンドはポリチェーンキャピタル(Polychain Capital)とハックVC(Hack VC)が共同主導の下、フレームワークベンチャーズ(Framework Ventures)、ポリゴンベンチャーズ(Polygon Ventures)、キャッスルアイランドベンチャーズ(Castle Island Ventures)、OKXベンチャーズ(OKX Ventures)、ファイナリティキャピタル(Finality Capital)、ブレイヤーキャピタル(Breyer Capital)、シンボリックキャピタル(Symbolic Capital)、IOSGベンチャーズ(IOSG Ventures)をはじめとした多くの投資家が参加したとのこと。

その他にもバビロンがテストネットローンチした前日の2月27日に、大手暗号資産取引所バイナンス(Binance)のVC部門バイナンスラボ(Binance Labs)が、「バビロン」へ出資したことが発表されている。

またコスモス(Cosmos)エコシステムにおいて、コスモスハブ(Cosmos Hub)に「バビロン」を統合する提案が2月13日にされている。なお「バビロン」のテストネットはコスモスSDK(Cosmos SDK)によって構築されている。

関連ニュース

参考:バビロン

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/20話題】NTTドコモのERC6551搭載ゲームβ版、「暗号資産を国民経済に資する資産とするための緊急提言」正式承認など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored