イーサリアム「edcon2024 TOKYO」、渋谷区と提携し小委員会設立へ

「edcon2024 TOKYO」と渋谷区が提携

今年7月に開催されるイーサリアム(Ethereum)のコミュニティカンファレンス「edcon2024 TOKYO」が、SHIBUYA CREATIVE TECH実行委員会との戦略的パートナーシップを5月21日発表した。

この提携により「edcon2024 TOKYO」は、渋谷区の支援を受けて同カンファレンスを強化する小委員会を設立するとのこと。

この小委員会設立の連携により、世界のアートおよびテクノロジーコミュニティに新たな機会を開くことを目指すという。

具体的には、7月に渋谷区を巡るスカベンジャーハント(宝探し)を計画中とのこと。この取り組みは、文化、娯楽、技術の融合を体験しながら区内を探索する参加型イベントとのこと。参加者は、渋谷の象徴的なランドマークや隠れた名所を巡り、ユニークなデジタルトークンや限定賞品を収集する機会を得ながら、渋谷の魅力やテクノロジーについての理解を深められるとのこと。

また発表によると同小委員会には、web3で日本と世界を繋ぐことを目指すコミュニティ「8ships」が渋谷スタートアップサポートのアドバイザーとして参加。「edcon2024 TOKYO」すべての参加者にアクセス可能なweb3教育を提供するための専門知識を提供するとのことだ。

なおSHIBUYA CREATIVE TECH実行委員会は、渋谷にある150を超える文化・エンターテインメント施設を区の文化的な資産として位置づけ、Web3、AIなど先端技術を取り入れた施策を実施支援することで、その魅力を国内外に伝え、文化・観光・産業活性化を図ることを目的につくられた実行委員会。


 渋谷区の渋谷区グローバル拠点都市推進室室長である田坂克郎氏は「ブロックチェーン技術は都市や自治体の運営に新たな選択肢をもたらす可能性があります。EDCONは、渋谷におけるブロックチェーンの開発を促進する国内外のコミュニティを形成する良い機会です。EDCONを経て、渋谷がブロックチェーン・コミュニティのハブとなることを期待しています」とコメントしている。

EDCON(エドコン)は2017年から年1回開催されているイーサリアムコミュニティのイベントだ。イーサリアム最大の開発者会議「Devcon(デブコン)」では開発者にフォーカスしたカンファレンスとなっているが、EDCONはコミュニティのエンゲージメントを高め、エコシステムに貢献することが目的となっている。

これまでEDCONは2017年にパリ、2018年はトロント、2019年はシドニー、2020年と2021年はオンライン、2022年はサンフランシスコ、2023年はモンテネグロで開催された。

そして今年のEDCONは、7月26日~30日の期間にて東京での開催が決定している。 ・7月26日(金)は、「edcon2024 TOKYO:Community Events」で会場は東京各所となっている。7月27日(土)~28日(日)は「edcon2024 TOKYO:Super Demo Day + Community Workshops」として国連大学で開催される。

そして7月29日(月)~30日(火)は「edcon2024 TOKYO:Main Events」として国立代々木競技場で開催される予定だ。

なお「edcon2024 TOKYO」の参加チケットは完全無料で提供されている。

関連リンク

EDCON2024のサイトはこちら

チケットの申し込みはこちら

関連ニュース

images:Ethereum

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

Sponsored

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された

フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開

米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、「オンチェーン米国政府マネーファンド(OnChain U.S. Government Money Fund:FOBXX)」をイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2(L2)ブロックチェーン「ベース(Base)」上でローンチした。フランクリン・テンプルトンが公式Xにて10月31日発表した