Eigen Layerの「EIGEN」が請求可能に、取引所には未上場

Eigen Layerの「EIGEN」がclaim可能に

イーサリアム(Ethereum)ベースのリステーキングプロトコル「アイゲンレイヤー(EigenLayer)」の独自トークン「EIGEN」のエアドロップ対象トークンが、5月11日にclaim(請求)可能になった。

「EIGEN」は、「アイゲンレイヤー(EigenLayer)」のエコシステム拡大を目指すアイゲン財団(Eigen Foundation)が4月30日にホワイトペーパー公開およびエアドロップ実施を発表したばかりのトークンだ。claim開始は5月10日に行われ9月7日に終了するという。

同エアドロップは「アイゲンレイヤー」で以前から実施されていたポイントプログラムで得られたポイントに基づいて割当量が決定され、さらに対象者には追加で100EIGENの割り当てがあった。

現在「EIGEN」はclaim可能であるものの、取引所等への上場はしておらず取引もできない状況だ。しかし「EIGEN」のメインの利用用途であるステーキングなどはサポートされており、受け取った「EIGEN」はアイゲン財団のホームページからデリゲートおよびステーキングすることが可能だ。

なおアイゲン財団はテレグラムのメッセージにて、取引可能は9月30日を目標としていると語っている。

「アイゲンレイヤー」は先日4月10日にイーサリアムメインネット上で正式にサービスを開始したリステーキングプロトコル。

同プロトコルでは、stETHなどのリキッドステーキング時に得られるLST(リキッドステーキングトークン)を預け入れることで追加の利回りが得られる。プロトコルはこのLSTによって担保されるセキュリティを外部のサービスに貸し出すことで、ブロックチェーンの構築および運営をサポートする設計だ。

「EIGEN」トークンは、「アイゲンレイヤー」が提供するセキュリティサービスにおいて、ETHのリステーキングでは解決できない「相互主観的(複数の主観の間で共通に成り立つこと)な問題」について対処する補完的な役割を担うトークンとして設計されている。

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参考:Eigen Foundation
images:iStocks/Priyanka-Naskar

 

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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