ExodusによるNYSEへの上場が遅延
暗号資産(仮想通貨)のセルフカストディウォレットを提供するエクソダス(Exodus)が、ニューヨーク証券取引所(NYSE)への上場が遅延していることを5月8日発表した。
エクソダスはNYSEへの上場に向け登録届出書を今年4月28日に発効し、同社の株は今月9日よりクラスA普通株式で取引開始される予定だった。しかし8日にNYSEより上場が遅延している通知が送られてきたとのこと。
その通知によると米国証券取引委員会(SEC)のスタッフがエクソダスの登録届出書の審査を完了するまで、同社はNYSEへ上場できないという。そのため登録届出書の審査が完了するまで「エクソダス」の普通株は、OTC取引所「OTCQX」にてシンボル「EXOD」で取引されるとのことだ。
エクソダスは今回の問題を受け、「SECスタッフによる登録届出書の審査が完了した時点で、将来的にNYSEへの上場を再検討する可能性があります」と発表にて説明している。
またエクソダスCEOのJP・リチャードソン(JP Richardson)氏は、「この土壇場での決定には驚いており困惑していますが、SECが法律の意図する通りに当社を扱うという約束を守ってくれることに期待しています」と発表にてコメントしている。
エクソダスでは、NFTマーケットプレイス「マジックエデン(Magic Eden)」と提携し、昨年11月にクロスチェーンセルフカストディウォレット「マジックエデンウォレット(Magic Eden Wallet)」ベータ版をリリースしている。
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参考:エクソダス
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