暗号屋とKlimaDAO JAPANが提携
ブロックチェーン関連プロダクトの開発を行う暗号屋が、Web3・ブロックチェーンで気候変動対策を変革するKlimaDAO JAPAN(クリマダオジャパン)との業務提携を5月8日発表した。
発表によると両社はこの提携により、地球環境に配慮した実証実験等のプロジェクトの実施を目指すとのこと。ただし今回の発表の段階で、両社が具体的にどのようなことに取り組むかは公開されていない。
なお暗号屋では、NFT所有者のみ視聴する事が出来るデジタルメディアプロトコル「VWBL(ヴュワブル)」や分散型流動性システム「Choja(チョージャ)」を提供している。
KlimaDAO JAPANは、トークン化されたカーボンクレジットとブロックチェーンの技術スタックを組み合わせることで、市場の透明性と効率性の向上を目指す「KlimaDAO」による日本法人だ。
「KlimaDAO」は、DAO(分散型自立組織)として2021年10月18日に発足している。約2500万トンのVCS(Verified Carbon Standard=世界で最も市場に流通している民間認証クレジット)が、「KlimaDAO」開発のインフラによりブロックチェーンに移行された実績があるとのこと。オンチェーン上でリタイアされたクレジットは50万トンを超えているという。既に150以上の組織がそれらを利用しているとのこと。
そして「KlimaDAO JAPAN」では、Web3・ブロックチェーンの透明性・信頼性・拡張性を活用し、気候変動対策の新たな潮流を日本から生み出すことを目指しているとのこと。同社は、トークン化されたカーボンクレジットとブロックチェーンの技術スタックを組み合わせることで、企業や自治体、個人が気候変動への対応を具体的に、そして効果的に行う手段を提供するとのことだ。
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