2020年最も需要あるスキルにブロックチェーン、Linkedinの調査
2020年に企業から最も需要のあるハードスキルはブロックチェーンであるという調査結果をリンクトインが発表した。この調査は、10万以上のリンクトインユーザーがいる都市を対象としたものだ。
このリンクトインの調査では、スキルがハードスキルとソフトスキルに分かれている。ハードスキルとは、特別なタスクを実行するスキルのことで、ソフトウェア開発、税務会計、特許法の専門知識などの専門知識と技術的能力などがあげられる。ソフトスキルとは、人の行動と思考、個人の特性や認知スキルに関するもので、ハードスキルと比較すると数値化しにくいスキルであるとされている。
この調査でハードスキルの1位がブロックチェーン、続いて2位がクラウドコンピューティング、3位がアナリティカルリーズニング(分析的推論)となっている。
リンクトインは、多くの企業はブロックチェーンがビジネス課題を解決するための重要な技術であると認識するようになってきたと調査報告に記載している。例えば、IBM、Oracle、JPMorgan Chase、Microsoft、Amazon、American Expressなどの企業にとって重要なビジネスラインとのことだ。なお国としては、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリアで、ブロックチェーンが需要の高いスキルと報告されている。
編集部のコメント
2019年にリンクトインが同じ調査を行ったとき、ブロックチェーンは需要の高いハードスキルとしてランクインしていなかったです。そして、2020年の調査で堂々の第一位。2019年中に、どれだけ多くの企業がブロックチェーン技術を理解し、扱える人材を重要視するようになったのか明らかだと思います。この需要は一過性のものではなく、今後5年間は技術トレンド、人材のスキルトレンドとしてランクインし続けると、あたらしい経済編集部は考えます。
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
(images:zaieiu)