中国人民銀行がDCEPのトップレベルデザインを完成させたと明らかに

中国人民銀行がDCEPのトップレベルデザインを完成させたと明らかに

中国人民銀行がデジタル人民元(DCEP)のトップレベル設計までを完了させたと中国の金融メディア「JRJ.com」が報じた。

トップレベル設計とは、デジタル人民元の発行規格や業界規格と研究機能開発のことを示す。

また中国人民銀行のデジタル通貨リサーチ部門トップの Mu Changchun氏は「我々が次に取り掛かるべきは、DCEPはどのような原則に基づき経済を安定させるべきか、DCEPのセキュリティをどのように担保するかを研究、実証することです」と「Blockchain China」の取材に対して答えている

編集部のコメント

中国人民銀行はDCEPの開発や流通に関して、すでに7つの企業と提携しています。 その企業は、中国工業銀行、中国銀行、中国建設銀行、中国農業銀行、チャイナテレコム、チャイナモバイル、ユニオンペイです。DCEPの発行時期は、現在のところ未定となっていますが、トップレベル設計まで2020年初旬に完成をさせていることから、発行の時期は2020年内になる可能性も高いのではないでしょうか。なお中国メディア「 块链中国(Blockchain China)」はFacebookらが2019年にLibra構想を発表したことが、世界中の国に大きな影響を与えていると伝えています。2020年は各国が中央銀行発行のデジタル通貨(CBDC)の研究開発、または発行をする年になると言っても過言ではないかもしれません。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

 

(images:Worawee-Meepian)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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