USDTとXAUTがTON上に発行開始
米ドルペッグのステーブルコイン「テザー(USDT)」および金(ゴールド)裏付けのステーブルコイン「テザーゴールド(XAUT)」が、オープンネットワーク(The Open Network:TON)上で発行開始した。両ステーブルコイン発行元のテザー社(Tether Operations)が4月19日発表した。
なおTONは、メッセージングアプリのテレグラム(Telegram)が開発し、現在はTON財団(The TON Foundation)が運営するレイヤー1のパブリックブロックチェーンだ。
テザー社は発表にて、TON上への「USDT」と「XAUT」導入が「テレグラムの広いユーザーベースに分散型サービスへの便利なアクセスを提供し、ユーザー体験を向上させる」とし、また「TONエコシステムと他のブロックチェーンネットワーク上のユーザー間のシームレスな価値移転が促進され、迅速かつ安全でコスト効率の高いプロセスが可能になる」と述べている。
ちなみに今回TON上に「USDT」が発行開始されたことで、「USDT」は合計15のブロックチェーン上に対応することになった。
なお現在「USDT」はTONの他、アバランチ(Avalanche)やイーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、アルゴランド(Algorand)、イオス(EOS)、リキッドネットワーク(Liquid Network)、コスモス(Cosmos)、テゾス(XTZ)、トロン(Tron)、ニア(NEAR)、ポルカドット(DOT)、クサマ(Kusama)、ビットコインキャッシュSLP(Bitcoin Cash SLP)、オムニレイヤー(Omni Layer)に対応している。
ただしクサマ・ビットコインキャッシュ・オムニについては、テザー社のサポートは終了している。
Tether Tokens (USD₮ and XAU₮) Launch on The Open Network (TON) @ton_blockchainhttps://t.co/TwYhMeHAZ5
— Tether (@Tether_to) April 19, 2024