モジュール型ブロックチェーン「Avail」がエアドロップ実施か、X匿名アカウントがリーク

Availがエアドロップ実施か

モジュラーブロックチェーンプロジェクトのアベイル(Avail)が、独自トークン「AVAIL」のエアドロップを実施する予定のようだ。このことは4月11日にX匿名アカウントBitcoineo氏が同エアドロップに関する情報を投稿した際に、アベイルの広報担当が「リーク情報」としたことで分かった。

Bitcoineo氏はXにて「AVAIL」のエアドロップ基準が記載された文章のスクリーンショットを投稿しており、そこでは「AVAIL」のエアドロップがアベイル・データ・アベイラビリティ・ソリューション(Avail DA:アベイルDA)のローンチ前に実施すると記されている。

ちなみにアベイルDAはアベイルのコア製品の1つで、同製品ではスケーラブルでセキュアなデータ可用性ブロブスペースを確保することで、ロールアップのスケーラビリティを解決するという。

リークされた文章には「AVAIL」のエアドロップ対象となる際の資格要件について、L2ロールアップのアービトラム(Arbitrum)やオプティミズム(Optimism)、ポリゴン(Polygon)、zkシンク(zkSync)、スタークネット(Starknet)を利用するユーザーが挙げられている。

また上記のL2ロールアップ利用者の他にも、ブロックチェーンエコシステムの開発者やノード貢献者、ポリゴンPoS(Polygon PoS)のステーカーなどが「AVAIL」のエアドロップ対象になるとされている。

なお現在これらの情報についてアベイルからは公式発表がされていない状況だ。

アベイルとは

アベイルは2023年3月にポリゴン(Polygon)から独立したプロジェクトで、ポリゴン共同設立者アヌラグ・アルジュン(Anurag Arjun)氏が率いている。

モジュール型のブロックチェーン・プロジェクトであるアベイルは、アプリ固有のものを含む多数のロールアップがブロックチェーンのスケーラビリティを高めると考え、ロールアップの合理化を目的としている。

今年2月にはピーター・ティール(Peter Thiel)氏設立のベンチャーキャピタル(VC)であるファウンダーズファンド(Founders Fund)と暗号資産(仮想通貨)投資会社ドラゴンフライ・キャピタル(Dragonfly Capital)が共同主導したシード資金調達ラウンドで、2700万ドル(約40億円)を調達した。

関連ニュース

images:iStocks/dalebor

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

Sponsored

イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ

イーサリアム(Ethereum)レイヤー2(L2)スケーリングソリューション「リネア(Linea)」が、同ネットワークをサポートするスイス拠点の非営利団体「リネアアソシエーション(Linea Association)」の設立と、2025年第1四半期にガバナンストークンLINEAの発行予定を11月13日発表した