XIONが約38億円調達
ブロックチェーンの一般化に焦点を当てたモジュール式L1ブロックチェーン「ザイオン(XION)」が、同チェーンの開発拡大に向けた約38億円(2,500万ドル)の資金調達を実施した。同チェーンのコア貢献者であるバーント(Burnt)の公式ブログから4月1日発表された。
発表によるとこの資金調達には、野村ホールディングスの関連子会社レーザーデジタル(Laser Digital)やアニモカブランズ(Animoca Brands)、マルチコインキャピタル(Multicoin Capital)、アリントンキャピタル(Arrington Capital)、ドレイパードラゴン(Draper Dragon)、スフェルミオン(Sfermion)などが参加したとのこと。
「ザイオン」は、web3ならではの技術的問題や複雑なやり取り、専門用語を排除したweb3体験の構築に取り組むブロックチェーンプロジェクト。同プロジェクトの使命として「どこにいても誰もがweb3へアクセスできるようにする」が掲げられている。
これらに取り組むことで「ザイオン」は、web3業界が現在直面している課題である「非暗号資産ネイティブの新規ユーザー獲得」を目指すという。そして「ザイオン」は掲げている使命を達成する為に、今回調達した資金を活用して、同プロジェクトの開発とグローバルエコシステムの拡大を継続して続けていくとのこと。
なお「ザイオン」では、ユーザーがシードフレーズや秘密鍵を直接管理する必要なく、電子メールや生体認証などの使い慣れた既存のweb2メソッドで、同チェーン上に構築されたアプリにアクセスできるとのことだ。
さらに「ザイオン」エコシステム内の全ての相互作用で予測可能な価格設定を提供する為に、同チェーンでは主要取引通貨としてUSDCが採用されているとのこと。
XION has raised an additional $25M to continue making crypto accessible to everyone, everywhere. pic.twitter.com/JkEIiuEkzA
— Burnt (XION)🔥 (@burnt_xion) April 1, 2024
関連ニュース
- 野村HDの子会社Laser Digital、ポリゴンステーキング提供の機関投資家向けファンド発表
- 共有シーケンサー大手Espressoが2800万ドルの資金調達、a16z Cryptoが主導でOffchain Labsら参加
- イーサL2「Taiko」、シリーズAで1500万ドル調達
- StarkWare、超高速暗号化証明システム「Stwo」をオープンソース化
- イーサリアムのレイヤー2技術「zkSync」開発Matter Labs、シリーズBで約56億円調達
参考:ザイオン
images:iStocks/BadBrother