バイナンス、トロン上の「USDC」入出金サポート終了へ

バイナンスがトロン上の「USDC」入出金サポート終了へ

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、トロン(Tron)ブロックチェーン上に発行されるTRC-20規格の米ドルステーブルコインUSD Coin(USDC)について、入出金サポートを停止すると3月25日発表した。

対応日時は4月5日2:00(UTC)とのこと。なおトロン以外のネットワークで発行されているUSDCについては入出金に影響はないとのことだ。

発表によると今回の対応は、USDC発行元の米サークル(Circle Internet Financial)によるトロン上のUSDCサポート終了を受けたものであるという。

トロン上のUSDCサポート終了は、サークルが先月2月20日に発表していた。

なおサークルがトロンUSDCをサポート終了した理由は、USDCがサポートされているすべてのブロックチェーンの適合性を継続的に評価する中で、トロンが対象外になったと説明されていた。

トロンサポート終了により「USDC」をネイティブサポートするブロックチェーンは14になっている。

現在「USDC」は、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、アルゴランド(Algorand)、アバランチ(Avalanche)、ヘデラ(Hedera)、ステラ(Stellar)、ノーブル(Noble:コスモスエコシステム)、フロウ(Flow)、アービトラムワン(Arbitrum One)、ベース(Base)、OPメインネット(OP Mainnet)、ニア(NEAR)、ポルカドット(Polkadot)エコシステム、ポリゴンPoS(Polygon PoS)でネイティブ発行されている。

なお今年1月にサークルは、新たにセロ(Celo)のネットワーク上で「USDC」をサポートする予定だと発表している。

関連ニュース

参考:バイナンス

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

Sponsored

イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ

イーサリアム(Ethereum)レイヤー2(L2)スケーリングソリューション「リネア(Linea)」が、同ネットワークをサポートするスイス拠点の非営利団体「リネアアソシエーション(Linea Association)」の設立と、2025年第1四半期にガバナンストークンLINEAの発行予定を11月13日発表した