アバランチがクーポンプログラムの概念実証開始
L1ブロックチェーンのアバランチ(Avalanche)が、中国アリババグループ(Alibaba Group)提供のオールインワン注文・決済ソリューション「アリペイ+Dストア(Alipay+ D-store)」と共同で、web3対応クーポンプログラムの概念実証(PoC)を開始したことを3月19日発表した。
この概念実証(PoC)は東南アジアで実施されており、同地域の主要な電子ウォレットパートナーは「アリペイ+Dストア」を統合することで、アバランチのweb3機能が利用可能になるとのこと。なお概念実証では、アバランチ開発会社アバラボ(Ava Labs)提供の「アバランチサブネット(Avalanche Subnet)」が利用されているという。
ユーザーは、東南アジアの主要な電子ウォレットパートナーが提供するミニゲームを通じてクーポンを入手できるとのこと。入手したクーポンは同地域内の500店舗以上にて、人気ミルクティーブランド10社のミルクティーを最大50%割引するのに使用できるという。今後はこのクーポンを利用できる店舗数を2,000店舗以上に増やす予定だという。
なお今回のweb3対応クーポンプログラムは、2部構成の概念実証(PoC)の第1部とのこと。
第2部では食品および飲料の販売業者に重点を置き、フィリピンやシンガポール、マレーシア、タイ、またこれら各国を訪れる1億人以上の中国人観光客に概念実証を拡大するとのことだ。
またweb3対応クーポンプログラムとしては、デジタルコレクションやその他のブロックチェーンを活用したブランドとのコラボレーションも可能となっている。
アバラボ提供の「アバランチサブネット」は、アバランチチェーンを利用した独自ブロックチェーンを構築できる機能。「アバランチサブネット」により構築したブロックチェーンは、プライベートチェーンならではの処理速度や安定性を実現し、一方でEVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換性を保つことでソフトウェア資産が利活用でき、パブリックチェーンとの相互運用性も視野にいれられるとのこと。
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参考:アバランチ
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