野村HDの子会社Laser Digital、ソラナ上の分散型オラクル「Pyth Network」と提携

Laser DigitalがPyth Networkと提携

野村ホールディングスの関連子会社レーザーデジタル(Laser Digital)が、ピスネットワーク(Pyth Network)との戦略的提携を3月7日発表した。

ピスネットワークは、ソラナ(Solana)ブロックチェーン上に構築された分散型オラクルネットワーク。同プロジェクトは、暗号資産(仮想通貨)や株式、外国為替、ETF、コモディティ等の資産のリアルタイム価格フィードを50以上のブロックチェーン上で提供している。バイナンス(Binance)やオーケーエックス(OKX)、ビットバンク(bitbank)をはじめとした多くのブロックチェーン関連企業が市場データの提供者としてピスネットワークと協働している。

今回の提携によりレーザーデジタルは、ピスネットワークへデータプロパイダーとして参画する。当初は暗号資産の価格データを提供するとのことだ。

レーザーデジタルは今年1月、機関向けのオルタナティブ投資に関するweb3インフラ「リブレ(Libre)」のローンチ予定を発表していた。

「リブレ」は、資産のトークン化とスマートコントラクトを活用し、オルタナティブ投資の法規制に準拠したトークン発行と自動化されたライフサイクル管理のために設計されているという。

なお「リブレ」は2024年の第1四半期(1~3月)にサービス開始予定とのこと。

ちなみに「リブレ」は、ポリゴン(polygon)ブロックチェーンの開発を主導するポリゴンラボ(Polygon Labs)が提供するオープンソースのブロックチェーン開発キット「ポリゴンCDK(Polygon Chain Development Kit)」によって構築されるとのことだ。

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参考:レーザーデジタル
images:iStocks/Muhammad-Farhad

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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