ビットコイン対円で1000万円突破、対ドルでも史上最高値に肉薄
暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格が、3月5日1時ごろ対円で1000万円を突破した。円安の影響で、先月14日に、2021年11月10日に記録した779万円の過去最高値を更新していたビットコイン。その後も価格を伸ばし、1000万円の大台にのった。
その後ビットコインは5日11時頃に10,340,461円まで上昇し、記事執筆時点では1028万円前後の価格を推移している(2024年3月5日12時50分)。
なお対ドルでも5日11時頃1BTCは68,849ドルを記録、2021年の過去最高値である69,000ドルに肉薄している。
ビットコインが好調な要因は、米国で1月に上場したビットコイン現物ETFへの引き続きの資金流入、また4月に迫った半減期への期待などが挙げられる。
なおこれまでビットコインは半減期の「数ヶ月以降」に過去最高値を更新してきた歴史がある。しかしこの勢いで対ドルでも過去最高値を超えれば、これまでの強気相場サイクルと異なった動きとなる。
また前回2021年の過去最高値のタイミングではイーサリアムのイーサも最高値を更新した。イーサリアムも現在価格は上昇しているものの、まだ最高値まではひらきがある状況だ。全体としてアルトコインとビットコインの動きに乖離がみられる。
前回の強気相場とは明らかに異なった動きを見せる、暗号資産市場。米ドルでの過去最高値を突破は間もなくか、そしてこれからのビットコイン半減期前後でどのような動きをするか、注目だ。