日本の80以上の銀行がJPモルガンのブロックチェーンに参画か、Binance .USが新取扱銘柄の検討リスト公開、竹田恒泰氏「xcoin」について考察などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

日本の80行以上の銀行がJPMorganのブロックチェーンに参画か

・JPMorgan Chaseが同社が提供しているブロックチェーンネットワークであるInterbank Information Network(IIN)に、80以上の日本の銀行が参加する意欲を表明しているとブルームバーグが報じた。またIINは来年1月に日本でローンチされるとのこと

・JPMorgan Chaseの東京支店の真井大三郎金融営業法人部長は「日本の銀行は、現金受取人のスクリーニングをより迅速かつ効率的に行うため、IINを使用してマネーロンダリング対策を強化しようとしているのだと考えております」とブルームバーグの取材に対して答えている

・さらに三井住友信託銀行の財務運営部門責任者である遠藤隆氏も、「IINを利用することで、銀行間の問い合わせによる遅延を最小限に抑えられ、法執行機関との迅速な連携ができ、マネーロンダリングのリスクを減らすことができます」と同社取材に答えている

Binance .USが新たな取り扱い銘柄の検討リストを公開

・米仮想通貨取引所Binance .USが、新たな取り扱い仮想通貨銘柄の検討リストを公開した

・検討リスト入りしたのは、Celer Network (CELR)、Decred(DCR)、Enjin Coin (ENJ)、Fantom (FTM)、 ICON (ICX)、IOST (IOST)、Komodo(KMD)、OmiseGO (OMG)、Harmony (ONE)、Ontology(ONT)、Ren (REN)、Status (SNT)、THETA (THETA)、 TomoChain (TOMO)、TRON (TRX)、NEN(XEM)、Tezos (XTZ)、Hedera Hashgraph (HBAR)の18銘柄

・Binance.USは9月のローンチ以来、計26銘柄をすでに取り扱いしている

NIKEがEthereum上でデジタルスニーカーを発行する特許を取得

・NIKEがイーサリアムブロックチェーンでスニーカーをトークン化する特許を取得したことが、アメリカ特許商標庁の文書によって明らかになった

・NIKEはERC721規格でいくつかのデジタルスニーカーを生成するようだ。ユーザーが物理的なスニーカーを購入すると、スマートコントラクトによりデジタルスニーカーの所有権がユーザーに付与される仕組みのようだ

・このデジタルスニーカーには、ユーザーがスニーカーの生産数を決めたり、他のデジタルスニーカーとデザインを共有したり、デジタルスニーカーを育てていくことができる機能があるようだ

ふくおかフィナンシャルグループのブロックチェーンを活用した「myCoin」に新機能が追加

・ 株式会社ふくおかフィナンシャルグループが、同社傘下のiBankマーケティング株式会社が運営するスマートフォン向け銀行公式アプリ「Wallet+」に新たなポイント交換先と新機能を追加したことを発表

・「Wallet+」は、対応金融機関での取引などで、同サービスのポイント「myCoin」を貯めることができるサービス ・「myCoin」を使う際には、貯蓄預金口座にキャッシュバックを行ったり、地域特産品や他社のポイントへ交換することができる

・新たなポイント交換先として追加されたのは、楽天株式会社が運営する「楽天スーパーポイント」、株式会社セブン・カードサービスが運営する「nanacoポイント」、KDDI株式会社が運営する「au Walletポイント」、スターバックスコーヒージャパン株式会社が発行する「スターバックスカード」となっており、これによりポイントの交換ができるのは計10サービスとなった

・また「myCoin」を使う際の新機能として追加されたのは、ユーザー間のポイント送付(P2P送付)で、Wallet+の利用ユーザー同士であれば、「myCoin」を送りあうことができるようになったとのこと

・なお「myCoin」はアクセンチュアのフレームワーク「ブロックチェーン・ハブ」およびHyperledger Fabricを基盤としているとのこと

竹田恒泰氏のエクスコイン社らが発表した156種類のステーブルコイン「xcoin」について考察

詳細はこちらの記事で 

 

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あたらしい経済 編集部

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