USDCがセロにネイティブ対応へ
米サークル(Circle Internet Financial)発行の米ドルステーブルコイン「USD Coin(USDC)」のネイティブ版トークンが、セロ(Celo)のネットワーク上へ対応する予定だ。サークルおよびセロ財団(Celo Foundation)が1月30日発表した。
セロは、パブリックチェーンを用いた金融包摂の実現を目指したプロジェクト。モバイル金融アプリの提供やネイティブトークンの「celo(SELO)」の他、「Celo Dollar(CUSD)」や「Celo Euro(CEUR)」、「Celo Brazilian Real(CREAL)」などのステーブルコインを発行している。
なおセロは現状、EVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換のレイヤー1ブロックチェーンだが、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2への移行が進められている。
セロコミュニティでは、USDCを新たなL2ネットワークでの公式のガス代(ネットワーク手数料)として利用する提案を今後ガバナンスを通じて行うとのことだ。
なお現在「USDC」は、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、アルゴランド(Algorand)、アバランチ(Avalanche)、ヘデラ(Hedera)、トロン(TRON)、ステラ(Stellar)、ノーブル(Noble:コスモスエコシステム)、フロウ(Flow)、アービトラムワン(Arbitrum One)、ベース(Base)、OPメインネット(OP Mainnet)、ニア(NEAR)、ポルカドット(Polkadot)エコシステム、ポリゴンPoS(Polygon PoS)の15のブロックチェーンに対応している。
またサークルでは、「USDC」をネイティブのまま、対応ブロックチェーン間を転送可能にする「クロスチェーン転送プロトコル(Cross-Chain Transfer Protocol:CCTP)」をイーサリアム・アバランチ・アービトラム・ベース・ノーブル・OPメインネット・ポリゴンPoSの7つのブロックチェーンに対応させている。