ビットコイン価格回復で時価総額約3,123億円に
ブラックロックの現物ビットコインETF「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(iShares Bitcoin Trust:IBIT)」の運用資産残高(AUM)が1月26日、20億ドル(約2,963億円)を超えた。ブルームバーグ・インテリジェンスのジェームス・セイファート(James Seyffart)氏が報告している。
セイファート氏のデータによれば、ビットコインの価格パフォーマンスにより、ブラックロックのETFは時価総額21億1000万ドル(約3,123億円)となった。
ビットコインの価格は記事執筆時点(2024年1月29日12:24)で42,440ドル(約629万円)まで回復している。
JPモルガンのアナリストは1月11日のレポートでグレースケール(Grayscale)の現物ビットコインETF「グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」から流出した資産のうち約13億ドル(約1,921億円)は、同社より手数料の低いブラックロック(BlackRock)とフィデリティ(Fidelity)に流れたと分析していた。
フィデリティのETF「フィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコインファンド(Fidelity Wise Origin Bitcoin Fund:FBTC)」は1月26日時点、僅差でブラックロックの後を付けており、次に20億ドルを超える銘柄と見られている。
Yes, the #Bitcoin price has pushed $IBIT‘s assets beyond $2 billion. This plus likely new flows today should mean it will be above $2 billion at close https://t.co/IgOmEYB3qw pic.twitter.com/qFDZsvylo9
— James Seyffart (@JSeyff) January 26, 2024
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