米テスラ、BTC保有量に変化なしか。2023Q4決算資料でビットコインに言及無し

テスラ、BTC保有量に変化なし=2023Q4決算資料

米テスラ(Tesla)のビットコイン(BTC)保有量は、引き続き変化がないようだ。

同社は、2023年第4四半期の決算報告書を公開。その中ではビットコインに関する活動については言及されておらず、テスラが引き続きビットコインの保有を維持し、売買も行っていないことが伺える。

テスラは2021年2月に15.5億ドル(当時で約1,636億円)のビットコインを取得。そして同年4月には10%のビットコインを現金に転換した。

その後テスラは、2022年第2四半期のうちに保有するビットコインの75%を現金(ドル)に転換している。この際にビットコインを売却した理由は、新型コロナウイルスによって中国拠点がシャットダウンしたことによる、現金の流動性低下を懸念したためだった。

なおビットコイントレジャリーズ(Bitcoin Treasuries)によるとテスラのビットコイン保有量は9,720BTCとなっている。

このデータによると、テスラの企業としてのビットコイン保有量は第3位。第1位は189,150BTCを保有する米マイクロストラテジー(MicroStrategy)で、第2位は13,726BTCを保有するマラソンデジタルホールディングス(Marathon Digital Holdings)だ。

ちなみにテスラの2023年第4四半期の決算報告書によると、同社の総売上高は252億ドルで前年同期比 3%増。営業利益は21億ドルとなっている。

関連ニュース

参考:テスラ2023第4四半期報告書ビットコイントレジャリーズ
images:iStock/MikeMareen

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

Sponsored

イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ

イーサリアム(Ethereum)レイヤー2(L2)スケーリングソリューション「リネア(Linea)」が、同ネットワークをサポートするスイス拠点の非営利団体「リネアアソシエーション(Linea Association)」の設立と、2025年第1四半期にガバナンストークンLINEAの発行予定を11月13日発表した