コインベースにOndo DAOのガバナンストークン「Ondo Finance(ONDO)」上場へ

コインベースにONDO上場へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、暗号資産オンドファイナンス:Ondo Finance(ONDO)の取り扱い予定を1月23日発表した。

同取引所でのONDOの取り扱いは流動性条件が満たされ次第、発表当日中に開始する予定とのこと。取引ペアはONDO-USDになるという。

またONDOの取り扱いは「コインベース(Coinbase:販売所)」及び「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange:取引所)」で行われるとのこと。コインベースのサービス提供地域のうち一部は対象外になる可能性があるとのことだ。

なお取り扱われるのはイーサリアム(Ethereum)ネットワーク上のERC20トークンのONDOとなる為、他ネットワークで発行されたトークンは入金不可となる。

またコインベースでのONDO取り扱いは、新規銘柄や市場で取引量が比較的少ない銘柄に付けられる「Experimental label(実験的ラベル)」の対象となっている。このラベルは、市場の状況で取引量が増えた場合に削除される予定だ。

オンドファイナンスは、米国拠点のフィンテック企業。2021年に投資銀行ゴールドマンサックス出身のネイサン・オールマン(Nathan Allman)氏が創業した。同社投資家には、ピーター・ティール(Peter Thiel)氏のファウンダーズファンド(Founders Fund)やパンテラキャピタル(Pantera)、コインベース(Coinbase)がいる。

またオンドファイナンスは22日、アジア太平洋地域(APAC)への進出を発表している。

現在オンドファイナンスでは、銀行預金と米国短期国債を裏付け資産とするステーブルコイン「USDY」と、米ブラックロック(BlackRock)の「iシェアーズ米国短期国債ETF(iShares Short Treasury Bond ETF)」を大部分に組み込む短期米国債をトークン化した「OUSG」を提供している。なおこれらは米国向けには提供されていない。

なお「USDY」はイーサリアム・マントル(Mantle Network)・ソラナ(Solana)上で発行されており、また「OUSD」は、イーサリアム・ソラナ・ポリゴン(Plygon)上で利用可能だ。

その他にも米国政府マネーマーケットファンドをトークン化した「OMMF」があり、こちらは近日ローンチする予定とこと。

なお今回コインベースに上場するONDOは、オンドDAO(Ondo DAO)のガバナンストークンだ。2022年にONDOは販売されたが、トークンロックがされており2024年1月より一部のトークンロックが解除された。これによりバイビット(Bybit)やクーコイン(KuCoin)に現物上場している他、バイナンス(Binance)でも無期限先物として取り扱いを開始している。

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参考:オンド財団オンドファイナンス
images:iStocks/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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