ジェミナイがフランスで暗号資産事業者の登録完了、近日サービス提供へ

仏でサービス提供開始へ

ウィンクルボス(Winklevoss)兄弟が運営する暗号資産(仮想通貨)取引所のジェミナイ(Gemini)が、フランスでデジタル資産サービスプロバイダー(DASP)として仏金融規制当局の金融市場庁AMF(Autorité des marchés financiers)に登録されたことを1月17日発表した。

ちなみにフランスでVASPは、PSAN(デジタル資産サービスプロバイダー:Prestataire de Services sur Actifs Numériques)となっている。

DASP登録を受けジェミナイは、今後数週間のうちに同国のリテールおよび機関投資家ユーザーへサービスを提供するとのこと。

なお機関投資家は、同社電子店頭取引ソリューションである「Gemini eOTC」へのアクセスも可能になるという。

EUの暗号資産規制に関する動き

2022年10月5日、欧州理事会にて暗号資産市場規制法案(MiCA)が可決された。MiCAは、EU(欧州連合)の暗号資産サービスプロバイダーに向けて包括的な暗号資産市場規制を示す法案だ。

これにより暗号資産の発行者・暗号資産取引所・ウォレットプロバイダーは、2025年1月までに登録・認証を受けなければならないため、暗号資産関連企業はEUの国々でDASP登録を急いでいる。

関連ニュース

参考:ジェミナイ
images:iStocks/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【12/20話題】NTTドコモのERC6551搭載ゲームβ版、「暗号資産を国民経済に資する資産とするための緊急提言」正式承認など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored