SBI VCトレード、「レバレッジ手数料率」から「ファンディングレート」へ名称変更

SBI VCトレードが「レバレッジ手数料率」の名称変更

国内暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレード提供のレバレッジ取引(証拠金取引)において、「レバレッジ手数料率」から「ファンディングレート」へ名称変更された。同取引所が1月17日発表した。

「ファンディングレート」は、ポジションを保有する際の手数料。資金調達率を意味し、暗号資産を保有するうえでのコスト(支払い)又はリワード(受取り)からなっている。このレートは市場の需給関係にもとづき日々変動し、供給が需要を上回ればマイナス(支払い)、その逆であればプラス(受取り)となるもので、暗号資産市場ではこれがグローバルスタンダードとして取引がなされているという。

ただし、SBI VCトレードによると国内の暗号資産レバレッジ取引サービスにおいて、ユーザーがポジションを保有する場合、市場の需給関係なく売り・買いポジションそれぞれに対し、日次0.04%、年率換算で14.6%の金額を「レバレッジ手数料」として徴収する例が多く見られるとのこと。

従前よりSBI VCトレードでは「レバレッジ手数料」との名称は用いながらも、年率14.6%の一律の手数料徴収ではなく、日々の市場動向を反映し、且つユーザーが当該手数料を受け取ることも可能な形でのサービスを提供していたという。

今回同取引所では、国内で一般的に使用されている「レバレッジ手数料」の名称が手数料の徴収のみを想起されていることから、その名称を「ファンディングレート」に変更したとのことだ。

なお市場の需給関係にもとづいたレートを適用しているのは、国内の暗号資産レバレッジ取引サービスにおいて、SBI VCトレードのみとのことだ。

ちなみに「ファンディングレート」の算出方法は、「ファンディングレート(%)=[{(LPの提示する当該日のファンディングレート)-(当該日の日本円1週間のTIBOR)}/365]にて算出された値が負の値の場合はその値に90%、正の値の場合はその値に110%をそれぞれ乗じた値」となっている。

原則として毎日18:00までに算出し、当該日のEOD(公表日の翌朝6:59:59)のポジションをロールオーバーした時に適用されるとのことだ。

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参考:SBI VCトレード
images:iStocks/peshkov

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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