暗号資産ウォレット「Phantom」、ビットコインおよびオーディナルズをサポート開始

「Phantom」がビットコインおよびオーディナルズをサポート開始

暗号資産(仮想通貨)ウォレット「ファントム(Phantom)」が、ビットコイン(BTC)およびビットコインオーディナルズ(Bitcoin Ordinals)のサポート開始を12月21日発表した。

「ファントム」によると、ビットコイン用のアドレスの利用はブラウザ拡張機能版、モバイルアプリ版の両方で利用可能であるとのこと。

現在この機能はベータ版であり、標準ではオフになっている。そのため設定をオンに切り替えることで利用可能になるという。

またシークレットリカバリーフレーズを用いることで、既存のビットコインやオーディナルズ用のウォレットをインポートして使用可能である。

なおオーディナルズをサポートしているため、ビットコインネットワークでのNFTだけでなく、BRC-20のようなFT(ファンジブルトークン)も取り扱いできるとのことだ。

今回発表されたビットコインおよびオーディナルズのサポート開始によって「ファントム」では、ビットコインやオーディナルズ、BRC-20トークンの購入、販売、取引、転送が可能になる。

またオーディナルズによるNFTの表示や閲覧、検索、ピン留めできるだけでなく、自動スパム検出によりスパムオーディナルズが自動的にフィルタリングされる機能も搭載しているという。

「ファントム」は現在ソラナ(Solana)、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴンPoS(Polygon PoS)に対応しており、ビットコインをサポートしたことで合計4つのネットワークをサポートすることになった。

同社はブログにて、「ファントムでビットコインのサポートを開始できることを嬉しく思います。今後は、中央集権的な取引所でBTCを保有したり、オーディナルズを収集するために見慣れないウォレットをダウンロードしたりする必要はありません」と語っている。

「オーディナルズ」は、ビットコインの最小単位である1satoshi(0.00000001BTC)に通し番号をつけ、ひとつのsatoshiに任意のデータを紐づけるプロトコルだ。2021年11月に実施されたビットコインネットワークのアップグレードである「タップルート(Taproot)」を経て「オーディナルズ」は実現した。

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参考;ファントムブログ
images:iStocks/Nature

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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