Nayuta、暗号資産取引所向けに「ライトニングネットワーク機能」の提供事業を開始

Nayutaが暗号資産取引所向けにライトニングネットワーク機能を提供

Nayuta(ナユタ)が、暗号資産(仮想通貨)取引所などのライセンス企業向けに「Lightning Network(ライトニングネットワーク)」の機能を提供する新事業開始を11月27日発表した。

Nayutaは2015年の設立以来、「ライトニングネットワーク(LN)」のプロトコル策定に関わる活動から、アプリケーション開発までをグローバルに行ってきた国内企業。

なお「LN」は、ビットコインブロックチェーンのオフチェーン・スケーリングソリューション。ブロックチェーンの外で取引を行うオフチェーン取引により、BTCの決済速度の向上や少額決済(マイクロペイメント)、安価な送金手数料を実現する技術である。

Nayutaによると「LN」を導入するためには、日々凄まじく変化するプロトコルに追いつかなければいけない負担と、ノードをマネジメントする負担が大きくかかるという。

Nayutaによる新事業では、同社で開発するライトニング追加モジュールを用い、企業の既存カストディアルシステムへの組み込みを行うことで、その負担を減らすとのことだ。

Nayutaは今年7月、「ライトニングネットワークアプリケーション(LApps)」を簡易に開発できる「Nayuta LN environment(ナユタLNエンバイロンメント)」をリリースしていた。

「Nayuta LN environment」を用いることで、アプリ開発会社・個人がAPIコールをアプリに追加するだけで、「LApps」のリリースが可能になるという。

なおLAppsの開発には、「ライトニングネットワーク」におけるプロトコルの知識やノード運用が必要だが、「Nayuta LN environment」を用いた「LApps」開発では、それらは不要であるとのことだ。

ちなみにNayutaでは、「Nayuta LN environment」を用いて開発した「LApps」のゲーム「CoinClimber(コインクライマー)」をリリースしている。

関連ニュース

images:iStocks/sakkmesterke・dalebor

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/26話題】DMM Bitconの不正流出に関する今後の対応、日本政府のビットコイン準備金の見解など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored