ソラナ上の「Neon EVM」、ネイティブ「NEON」以外のガス代対応へ

Neon EVMがネイティブトークン以外のガス代対応へ

ソラナ(Solana)上で仮想マシン「EVM(Ethereum Virtual Machine:イーサリアムバーチャルマシン)」互換を実現する「ネオンEVM(Neon EVM)」が、ガス代(取引手数料)の支払い方法刷新について11月17日発表した。

現行の「ネオンEVM」では、同ネットワーク上でサポートされているソラナ(SOL)や米ドルステーブルコインUSDCなどのSPL規格トークンによるトランザクション(取引)が発生する場合、ネイティブトークン「NEON」がガス代として機能する。

しかし新たな支払い方法が導入されれば、取引を行うトークン自体でガス代を支払うオプションが選択可能になるとのことだ(例:SOLを送信する場合はSOLがガス代に)。

今回の発表では「SOLやUSDC、USDTなどで」とガス代対象のトークンについて挙げられているが、現状では具体的に説明はされていない。

「ネオンEVM」によるとこの機能は、今後数週間以内にDevnet(開発用ネットワーク)で公開され、2024年第1四半期にメインネットで公開される予定だという。

「ネオンEVM」は、「ネオンラボ(Neon Labs)」によって開発されたソラナ(Solana)上のEVMだ。今年7月にメインネットがローンチしている。「ネオンEVM」により開発者は、SolidityやVyper、既存のイーサリアム(Ethereum)スマートコントラクト言語を使用して、ソラナ上にDapps(分散型アプリケーション)を開発できるようになった。

なお「ネオンEVM」のネイティブトークン「NEON」は、ソラナのトークン規格であるSPLトークンとして発行されており、「ネオンEVM」エコシステム内のガス代やガバナンストークンとして使用可能である。

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参考:Neon EVMブログ
images:iStocks/dalebor

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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