Aave開発の分散型SNS「レンズプロトコル」、新バージョン「Lens V2」ローンチ

レンズプロトコルがLens V2ローンチ

アーベ(Aave)開発の分散型SNSプロトコル「レンズプロトコル(Lens Protocol)」の新バージョン「Lens V2」が、ポリゴン(Polygon)上でメインネットのベータ版をローンチした。11月13日発表されている。

「レンズプロトコル」では、ユーザーがSNSのプロフィールから投稿まで自分のコンテンツを、NFT化されたプロフィールデータ「プロファイルNFT」として完全に所有できる。ユーザーは「レンズプロトコル」上で生成された全ての投稿(Publication)やシェア(Mirror)、コメント(Comment)などを履歴として「プロファイルNFT」に残すことができ、それらデータを「レンズプロトコル」上で展開されるアプリにリンクさせることも可能だ。

今回メインネットローンチされた新バージョン「Lens V2」では、開発者が「Lens V2」上で新たなソーシャルエクスペリエンスを構築し、より迅速な収益化を可能にする為のコンポーザビリティ強化や機能アップグレードが行われたという。

また1,100万件のソーシャルコネクションと3,400万件以上のソーシャルインタラクションを含む全てのアプリケーションとレンズプロファイルが、「Lens V1」から「Lens V2」へ移行されたとのことだ。なお「Lens V2」で利用可能となっている主な機能として「ハンドル」、「プロファイルマネージャー」、「スマートポスト」の3つが挙げられている。

・「ハンドル」は、プロファイルと別に存在して作成できるSNS上の名前となっており、あるプロファイルから別のプロファイルへのリンク及びリンク解除ができるという。

・また「プロファイルマネージャー」は、プロファイルのソーシャル操作であるフォローや投稿、コメント、引用、シェアなどを管理できるアドレスだ。プロファイルの所有者は、コンポーネントを使用して1つまたは複数のプロファイルマネージャーを設定及び取り消すことが可能とのこと。

・そして「スマートポスト」は、開発者が広告掲載スペースのレンタルや有料オプション、投げ銭、投票、検証、購読、寄付などといった機能を作成する為の一連のアクションをサポートするツールだ。

このツールには、他にもweb2からweb3へのブリッジングソリューションや、イーサリアム(Ethereum)上での音楽NFTのミント機能、ユニスワップ(Uniswap)を介したソラナ(Solana)へのブリッジソリューション、アーベ流動性プールへの入金の為のクロスチェーン機能が含まれている。

なお新バージョンローンチの発表は、トルコ・イスタンブールで開催されたイーサリアムコミニティのカンファレンス「デブコネクト(Devconnect)」にて行われた。

関連ニュース

参考:レンズプロトコル
images:iStocks/royyimzy・dalebor

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

Sponsored

イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ

イーサリアム(Ethereum)レイヤー2(L2)スケーリングソリューション「リネア(Linea)」が、同ネットワークをサポートするスイス拠点の非営利団体「リネアアソシエーション(Linea Association)」の設立と、2025年第1四半期にガバナンストークンLINEAの発行予定を11月13日発表した