ナナメウエが「YAY」のトークノミクスを公開するWP発表
バーチャルワールド「Yay!」運営のナナメウエが、IEO予定の独自暗号資産「YAY」等を用いた「Yay!」のトークノミクスを説明するホワイトペーパーを11月8日発表した。
今回発表されたホワイトペーパーでは、「Yay!」についての説明や今後のサービスの方向性、トークンの詳細、トークノミクスの仕様、トークンアロケーション、トークンセールにおける留意点やロードマップなどが記載されている。
今後「Yay!」ではサービス内外にトークンの経済圏を構築し、DeFi(分散型金融)等で資産を運用してきた上級者や、これまで暗号資産に触れたことが無い「Yay!」利用者であっても、「Yay!」を利用しながら「Yay!」のコミュニティへ貢献することで、インセンティブを受け取れる仕組みを導入するとしている。
これによりナナメウエは、「Yay!」のコミュニティ全体で自然にトークンを利用する未来を作ることで、日本発のSocialFiを実現すると述べている。
「Yay!」は、同じ趣味のユーザー同士で集えるサークル機能やグループ通話機能など、オンラインで新たな居場所をつくるためのSNSサービスだ。2023年11月現在で800万人が利用している。
またIEO(Initial Exchange Offering)とは、トークンによる資金調達を暗号資産取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを販売するモデルのことだ。
ナナメウエは昨年4月にシリーズBラウンドで16億円の資金調達し、「Yay!」事業のweb3化を発表。同月には「YAYトークン」のIEO実現を目的に、ハッシュポート(HashPort)とパートナーシップを締結。そして同年8月にナナメウエは、国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットフライヤー(bitFlyer)とIEOによる資金調達に向けた契約締結を行っていた。
ナナメウエ代表取締役 石濵嵩博氏のコメント
ナナメウエの代表取締役である石濵嵩博氏は、プレスリリースで次のようにコメントしている。
今回、トークノミクスを設計するにあたり一番こだわったのは、それぞれのペルソナとその役割分担です。Yay!が初めてのweb3サービスになるという利用者が大半を占めるため、そうした利用者がウォレット無しかつ無料で体験できる設計にしました。
一方で、GameFiやDeFiに親しみがすでにある利用者にとってはリスクを取ることでリターンを最大化できるように設計しています。外部のトレーダーの存在も重要視していて、アプリから生まれる流動性がYAYに集中するように設計しています。
今後はホワイトペーパー記載の機能実装、トークンの上場の準備、使い心地の磨き込みを行っていき、利用者の皆さまの期待に沿うマスアダプションを目指していきます。
YAYホワイトペーパー公開記念のキャンペーンも
発表によると今回のホワイトペーパー公開を記念して、11月9日0:00〜11月15日23:59の期間で「Yay!」アプリ内でキャンペーンを実施するという。
キャンペーンの賞品には、保有により将来YAYトークンがエアドロップされる特別なNFTが当選者に配布されるとのこと。キャンペーンの応募条件や方法、詳細については「Yay!」アプリ内の公式Yay!web3総合サークルにて確認できるとのことだ。
なおナナメウエは、「Yay!」のweb3関連情報に特化した公式Xアカウント「@Yay_SocialFi」を新たに開設したとのこと。今後の最新情報は、同公式Xアカウントを含め、「Yay!」のコミュニティであるweb3サークル、公式サイト、Yay!アプリ内の案内を通じて発信されるとのことだ。
参考:ホワイトペーパー / Yay! 公式X @Yay_SocialFi / Yay! 公式X @Yay_jp / 公式Yay!web3総合サークル / Yay! 公式サイト
「YAY ホワイトペーパー」徹底解説インタビューも公開
なお「あたらしい経済」編集部は、「YAYホワイトペーパー」公開にあたり、ナナメウエ代表取締役である石濵嵩博氏を取材。ポッドキャストでホワイトペーパーについて解説いただいた。ぜひあわせてチェックしてみて欲しい。
→「YAY ホワイトペーパー」徹底解説、Yay!のトークノミクスが実現する「SocialFi」とは?(ナナメウエ 石濵嵩博)
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