Greeting Message : BlockchainPROseed Co-founder 藤本真衣 氏
2019年9月16日にTokyo Block Cain Game Conference 2019が品川のTUNNEL TOKYOで開催された。
同イベントではブロックチェーンゲームディベロッパーによる事例の紹介や、業界を牽引する関連企業によるパネルディスカッションが行われ、2019年のブロックチェーンゲーム業界の振り返りや今後のビジョンを共有するイベントとなった。
合計16セッションの基調講演とパネルディスカッションが行われ、30名のスピーカーが登壇し、完全招待制で300名が来場。
イベントのオーガナイザーであるBlockchainPROseed藤本真衣氏が、カンファレンスのオープニングに挨拶を行った。
今回のカンファレンスは2回目で、昨年に引き続きTokyo Game Show開催の時期に合わせ開催がされた。
前回はマイクリプトヒーローズもローンチ前で、ブロックチェーンゲームがここまでの盛り上がりを見せるとは思わず、さらにその盛り上がりの震源地が日本であることも想像が出来なかったと冒頭の挨拶で藤本氏は語った。
今回は海外からのスピーカーや多くのスポンサーが集まったということで、前回よりも大きな盛り上がりを期待させるオープニングとなった。
1.Klaytn Blockcain Developer Evangelist Eric Kim氏
基調講演のトップバッターは、カカオの子会社であるGroundXのブロックチェーンデベロッパーエバンジェリストのEric Kim氏が登壇。
Kim氏は、既存のブロックチェーンの抱える課題から説明し、カカオトークの独自チェーンであるKlaytnについての紹介を行った。
Kim氏によると、現在既存のブロックチェーンが抱えている、「スループット」「レーテンシー」「ファイナリティ」の問題を解決することが必須とKlaytnでは考えていたとのことだった。そこでKlaytnは、トランザクションを1秒あたり4,000tps以上、ブロックの生成を1秒間隔、ファイナリティをpbftによって実現をしているとのことだった。
また、ソリディティ開発の多いイーサリアムの開発者が、Klaytnにスムーズに移行しやすくするために、ソリディティで書かれたコードを変更することなく、ERC721もERC20のコードもそのままKlaytnに移行が出来るとのことだ。
Klaytnは、今後サムソンとの提携や、カカオトークの抱えているユーザー向けに、ブロックチェーンウォレット「クリープ」をカカオトークのアプリに組み込み提供をする予定だとも語られていた。
今後のロードマップは、今年は安定期、来年は拡大期、さらに翌年を東南アジア・日本・中国・韓国でKlaytnが使われる状態を目指すとのことだ。
2.Panel Discussion : DApps environment
続いては、本日最初のパネルディスカッションとなる「DApps environment」がスタート。
登壇者は、OpenSea CEOのDevin Finze氏、Maker Foundation (MakerDAO) Japan LeadのKathleen Chu氏、DappRadar Regional Manager AsiaのGrace Tong氏の3名と、モデレーターはリンカー株式会社 FOUNDERの西窪洋平氏が務めた。
各社の考えるDappsがマスアダプションする為のアプローチとして、Devin Finze氏は「ウォレットのユーザービリティの向上・スケラビリティ問題の解決・ゲーム自体のクオリティアップが課題」と話した。
Kathleen Chu氏は、Finze氏の考えに同感とし、「ゲームのクオリティを改善するには時間をかけていくことが重要である」と語った。
Grace Tong氏は、「ユーザーがDAppsへアクセスするメリットなど理解度を上げることが課題」と話し、DAppsのUXを向上することを最優先とした。
また、Kathleen Chu氏は、DAppsの未来は、より分散された世界観になるだろうと話し、他のコミュニティへの投資やコミュニティ同士の協調が起こること、NFTを分散型の銀行へ担保することで他の仮想通貨を借りることができるまでに、NFTの価値が上がっている可能性について語った。
3.Enjin Pte Ltd 開発事業部 日本マーケティング担当 櫻澤 謙氏
続いては「Enjin Craft」「War of Crypto」「Forest Knight」などのゲーム開発で知られるEnjinだ。
櫻澤氏は、同社が開発した「War of Crypto」より注目を集めた、「ERC1155」についての説明から始めた。
ERC1155の大きな特徴は、単一のコントラクトでNFTとFTの両方が生成できる。またERC1155は、1度のトランザクションで複数の相手にアセットを送ることができるという。これにより、ゲームアイテムの取引に必要なコストや手間を削減でき、より快適なゲームプレイが実現可能になるという。
またERC1155は2019年にイーサリアム財団より、公式スタンダードとして認定がされたとのことだ。
4.日本マイクロソフト株式会社 Azure Specialist 廣瀬 一海氏
マイクロソフトによるブロックチェーンへの取り組みが廣瀬 一海氏より語られた。
マイクロソフトは2015年よりブロックチェーン事業に取り組んでおり、現在ではゲームを含め全世界で400を超える事例を生み出したとのこと。
同社のクラウドAzure上で提供をしているAzure Blockcain as a Serviceについての説明から始まり、1年前にリリースをしたテストベンチツール「Blockchain Workbench」「Azure Managed Blockchain」と呼ばれるQuorumベースのフルマネージドのコンソーシアムネットワークなど、他にもオープンソースについて触れられた。
現在ではAzureではスタートアップ支援も行っており、国内スタートアップがAzure上でシステム構築を行っている事例は多い。
bit Flyer 、カレンシーポート、コンセンサスベイス、LayerX、そしてマイクリプトヒーローズで採用されているGincoノードもAzure上で動いている。また、JR東日本や国連、ナスダック、LVMHなどの大きな企業もAzureを採用しているということだった。
5.株式会社クレオラボ代表取締役/Cocos-BCX 藤田 浩邦氏
Cocos-BCXは、Cocosエンジンをベースに作られたブロックチェーンゲーム開発のフルスタックソリューションズ。Cocosエンジンはモンスターストライクやツムツムなどのゲームアプリの制作に使われているそうだ。
藤田氏によると、このCocos-BCXでゲーム制作運営、NFTの流通、取引のエコシステムプラットフォームを目指すとのことで、10月にはメインチェーンの公開を予定しているとのこと。
Cocos-BCXの独自のNFT規格「BCX-NHAS-1808」は構成データを細かく分けることができるという。
これにより、類似世界観のゲーム間でアイテム移行ができるようになるとのことで、初めからエンジン側で必要情報を組み込んでいるため、NFTコンバーターを使わずともアイテム移行が実現するということだ。
6.Hashed Co-Founder/Partner Ethan Kim氏
Hashedは韓国に拠点を置くクリプト系のベンチャーキャピタルで、投資しているプロジェクトの数は50社を超えているという。
今回Kim氏は、ブロックチェーンゲームの領域に潜む機会を、韓国のゲーム市場を振り返りながら説明を行ってくれた。
Kim氏はまず、ゲームの制作を成功させる為の条件のひとつとして「ユーザーをどのように獲得するか」があると意見した。
韓国では1999年にADSLの整備がスタートし、それに合わせて起業したゲーム会社が成功している。そして、現在のブロックチェーンゲーム業界の状況は、その当時の状況と非常に似ているとKim氏は語る。
この状況に対応するためにHashedは、アクセラレーションプログラムを開始し、ブロックチェーンゲーム起業を3社ノミネートをした。今後は分散型金融Defiの領域や、プロトコルレイヤーの開発に携わる企業を韓国に限らず、全世界から募集をしたいとのことだった。
7.double jump.tokyo株式会社 CEO/CTO 上野広伸 氏
マイクリプトヒーローズを運営するdouble jump.tokyo株式会社のCEO/CTO、上野広伸 氏が続いて登壇。
プレセールから1年が経ったマイクリが、2年目をもう一段のジャンプをするための取り組みを「3つのBEYOND」と題し発表がされた。
まず一つ目は、年内でユーザー数を10万人まで増やす為に、手塚プロ、ディーカレットとのコラボを実施することを発表。
二つ目は「マイクリプトヒーローズS」をマイクリプトヒーローズの正統後継タイトルとして2020年春にリリースが予定されていることが発表された。
マイクリを開発したメンバーが制作を担当し、もちろんマイクリで販売されたNFTをゲームの主要素として活用ができるとのことだ。
そして三つ目は、開発支援プログラムである「MCH+」で新たに3つのプロジェクトが合わせて発表がされた。
(1)「マイクリプトフットボーラー」グローバル実名のブロックチェーンサッカーゲーム。samurai soft社が開発パートナーで、2020年春にリリースが予定されている。
(2)全世界3,800万DLのドットRPG「BRAVE FRONTIER」をブロックチェーンゲームとして本格始動。
(3)VRゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」の武器をNFT化。NFTコンバーターを使用し、マイクリとのアイテム等の移行が可能に。
上野氏が自身の言葉として、「DAppsは技術ではなく、分化を表す言葉」と話していたが、ブロックチェーンゲームにまた新たな分化を生み出すような発表が行われたセッションになったと感じている。
8.Panel Discussion : Blockchain game producers
ブロックチェーンゲームプロデューサーのパネルディスカッションには、double jump.tokyo株式会社 My Crypto Heroesのプロデューサー石川 駿氏、Animoca Brands COOのArnoldo Concepcion氏、AXIE INFINITY COOのAleksander Leonard Larsen氏、そしてモデレーターにStartup media Founder and Editorの池田 将氏が登壇。
海外でのプロモーション方法や、その課題についての会場からの質問に石川氏は、「デジタルでの広告はユーザー獲得に繋がっているが、ゲームユーザーコミュニティのコアな層には届いていないと感じている。どうやってマイクリの世界観をコミュニティ全てに伝えることが出来るかが課題。今後一般的なプロモーションについても、どうやってコミュニティにアプローチするかがポイントになると考えている」とコメントした。
Concepcion氏は「リリースが近いサンドボックスについては、韓国でCMを扱うか検討をしている。方針としては、対象のゲームのIPに馴染みのあるメディアを使ってPRすることだ。例えばF1のゲームであれば、F1を取り扱うメディアへのプロモーションを考えている」とコメント。
また、Larsen氏は「PRについては小規模で実験中であり、難しさを感じている。現状の取り組みとして、ゲームリリースの際にモバイルアプリとしてローンチをし、その後にブロックチェーンゲームとしてプロモーションをするやり方をしている。他にもゲームをストリーミングプレイしてくれるユーザーを募集し、プレイする様子をみせることで他のユーザーを巻き込む取り組みをしている。」とコメントした。
9.株式会社Arc COO早川 晃輔氏
Arc早川氏は、同社が開発する新作ゲーム「ウォレットバトラー」の紹介を行った。
ウォレットバトラーは、イーサリアムのアドレスを使ってモンスターの生成し、そのモンスターをフィールドに配置をして、オートバトルでプレイするゲームということだ。他にもモンスターを入手する方法は、マーケットでETHで購入するか、アイテムを取集してモンスターを生成することもできるという。
10月中旬~下旬には正式リリースをし、冬にはマーケットプレイスとアリーナを解放する予定ということだ。
10.株式会社グッドラックスリー 代表取締役社長兼グッドラッカー井上 和久氏
グッドラックスリーは、日本発のブロックチェーンゲーム「くりぷ豚」を開発した企業だ。
「くりぷ豚」は9月13日に「くりぷ豚レーシングフレンズ」として、大型リニューアルをしたばかり。リニューアルポイントは、クエストが増えたこと、フレンド機能が追加されたことやフレンドとチームを組んでNFT化の出来るバッジを探す遊び方も増えたとのことだ。
会場で井上氏は、説明するより実際に遊んで欲しいと希望し、レースの好タイムを出した来場者に向けて、オリジナルTシャツを景品として提供がされた。
このチャレンジには来場者ほぼ全員が参加をし、盛り上がりをみせた時間となった。
11.アクセルマーク株式会社 代表取締役社長 尾下 順治 氏
アクセルマーク株式会社は現在「コントラクトサーヴァント」を開発中の企業だ。
今回尾下氏は、自社サービスの紹介の他に、自身がが普段から構想している、ブロックチェーンゲームを世の中に普及させる為のアイデアを発表した。
まず、業界が今よりももっと盛り上がる為には、やはり面白いブロックチェーンゲームを作ることだという。面白いゲームが世に出れば、一般のアプリゲームにもNFTの仕組みが広がるきっかけになるからだ。またNFTが2号通貨に該当しないことも一般企業の参入障壁を下げることになると語った。
そして尾下氏の考える面白いブロックチェーンゲームとして、特にNFTがトレーダブルであることを挙げた。トレーダブルなゲームをより活性化させるには、流動性の担保が必要だということだ。
しかし、流動性を求めることで、参加者全員が転売益を得ることを目指すと、ハイパーインフレを起こす懸念がある。
そこで流動性を実現する為にカードゲームを例に出し、
(1)流動性のコントロール
(2)転売益でなく、自分のデッキにはフィットせずとも、他プレイヤーにとって需要が高い状況を生み出すこと
(3)レアリティ、ステータスだけでない評価軸を持たせる(NFTの来歴等)
(4)不動産のような、保有していることで得られるインカムゲイン
(5)売る楽しさよりも買う楽しさへ
以上を求めるべきと自身の考えを語った。
12.Crypto Games 代表取締役CEO小澤 孝太氏
小澤氏は自身の経験である、昨年のプレセール炎上から復活、そしてCrypto Gamesの未来の3つを軸にセッションを行った。
miimeのNFTマーケットでクリプトスペルズのNFTが取り扱いになること、ゲーム内通貨がクレジットカードで購入が出来るようになること、そして、NFT vonverterが年内リリースのCRYPTO ALCHEMISTにてコラボ予定など発表があった。
最も大きな発表は、新たに声優を支援するプラットフォーム「NFT Voice」だ。10月には第一回セールを行う予定とのこと。
13.Panel Discussion : NFT investors
パネルディスカッションNFT investorsでは、主にマイクリにてNFT投資を行う3名が登壇をした。
King of LIME kingdom at MyCryptoHeroes yamaP氏、Kyber Network コミュニティマネージャー堀次 泰介氏、株式会社アリヲリ 代表取締役の橋詰 大造氏。モデレーターはTokenPocket Co-Founder 中村 昂平氏が務めた。
冒頭、自己紹介の他に、各自のNFTへの投資額の発言があり、登壇者合計で1,300ETHを超える額が出て、驚きの声が上がることになった。
中村氏より、ブロックチェーンゲームとソーシャルゲームの違いについて質問があり、堀次氏は、「ブロックチェーンの仕組みを使ったことで、ユーザーのゲーム内での動きが大きく変わり、ゲーム運営側の管理などが大きく変わったと思う」と発言。
yamaP氏は、「ストレートに金銭的なインセンティブがあること。そのことで新規ユーザーを囲い込む為にキャンペーンを行ったりなど、ユーザーがプレイを損なわないような活動が行われている。それは今までのゲームでは他プレイヤーをフォローする意味がなかったが、インセンティブがあるからゲーム内での活動が活発になる」とコメントをした。
また、ソーシャルゲームの開発経験をもつ橋詰氏は「ソーシャルゲームはアセットの発行が無限にできたが、ブロックチェーンゲームは価値の低下を考慮し、アセットの数量と発行ルールを守って運営することが重要」、「しかしアセットの数量は限定されるので、販売による収益化が難しくなってくるため、流動性は重要だと考える」、「流動性によって、市場で取引されることによって、事業者側が手数料で収益を上げることが出来る」と語った。
14.Animoca Brands Gen Kanai氏
Animoca Brandsは自社紹介を中心にセッションを行った。
同社は香港を拠点にしたゲーム会社で、オーストラリアで上場をしている企業だ。
F1のオフィシャルライセンスを取得しているゲーム「F1 DELTA TIME」は6月にプレセールを行い、NFTレーシングカーが415.9ETHでオークションで取引されたことが話題になった。
「F1 DELTA TIME」は来年の頭にはローンチを予定しているそうだ。
プレイヤーが自分で世界を作って遊ぶゲームで、「マインクラフト」のブロックチェーン版とされる「SAND BOX」は秋にもオークションを予定しているということだった。
15.Panel Discussion : Future of LIfe
パネルディスカッションFuture of Lifeでは、ブロックチェーンゲームが最終的には生活と一体化するのではないか?という予測と共に、どうすればブロックチェーンゲームが生活に溶け込むかをテーマに行われた。
登壇者には、コインチェック株式会社 執行役員大塚 雄介氏、アマツ株式会社 取締役 Chief Creative Officerであり、株式会社ジーンアイドル 顧問の澤 紫臣氏、株式会社ディーカレットのCTO白石 陽介氏、博報堂ブロックチェーン・イニシアティブの伊藤 佑介氏、モデレーターには株式会社HashPort 代表取締役 吉田 世博氏が登壇をした。
ブロックチェーンゲームが世の中でどういった位置にあるのか?各社が規制とはどのように向き合っていくのか?ブロックチェーンゲームの希望する1年後の未来とは?について語られた。
ブロックチェーンゲームの希望する1年後の未来について伊藤氏は、「一般の人が広く参加をしてもらう状態をまずつくり、一般企業がDAppsの領域を支援する形で参加している状態を望む。」と答え、白石氏は「大きなコンテンツホルダーがNFTを発行し、流通している状態になっていて、マーケットが一つでも増えていると面白い」とコメントした。
澤氏は「朝の子供向け番組でもAIとシンギュラリティがテーマになっているほど、テックの進化は身近なものになっている。1年後にはAIに絡んだブロックチェーンゲームが出てきていると予想します。」とコメント。
また大塚氏は、「一つの産業ができる中でユーザー側にヒーローが生まれる歴史がある。例えば仮想通貨では億り人という言葉など、そのときを象徴するようなワーディングとユーザーが現れることで、一つの産業が出来てマジョテリティの世界に入っていく形になると思う」、そして「次回は事業者でなく、ユーザーの中からヒーローが生まれて、この場に登壇している状況であれば産業がより加速をしていくのでそうあってほしい」とコメントした。
16.株式会社gumi代表取締役会長 國光 宏尚氏
國光氏がブロックチェーンでビジネスするにあたって、一番重要な事として「ブロックチェーンファースト」であることを意見した。
大きいビジネスをつくるために必要なのは、パラダイムが大きく変わる瞬間に勝負を仕掛けること。そして、パラダイムというのは絶えずテクノロジーがもたらしているという。
例えば、これまでの10年はスマートフォンファーストで動いており、2007年のphone発売から成功を収めた企業が取り組んできたのは、スマートフォンのUI・UXならではのコンテンツを作ってきた企業。反対に失敗したのは既存のコンテンツをそのままスマートフォンへ持ってきた企業だったという。
そして國光氏は、ブロックチェーン起業同士で争うには明らかに時期早々で、ブロックチェーンについてデータ共有をして、お互いが勝つ場にすべきと主張をした。
現在gumi cryptosでは、ブロックチェーン企業16社に投資を行っている。その投資する理由は「ブロックチェーンファースト」が何なのかを一社で考えるよりも投資先とみんなで考えたほうが良いからだと説明をした。
そしてブロックチェーン自体がとにかく仕組みが難しいことと、ルールが決まっていないことが全てを難解にしており、業界と協力して情報を共有することの重要性を訴えた。
國光氏は「ブロックチェーンならではを見つけるのが大事」、「今作っているサービスがブロックチェーンじゃなきゃダメなのか?それはブロックチェーンならではなのか?ブロックチェーンファーストなのか?」を考えることが重要だと語り、「今以上にブロックチェーンファーストについて情報を業界でシェアし、みんなで作っていき、日本発のゲームで世界を席巻していこう!」と締めくくった。
(おわり)
編集・撮影:大津賀新也