Oasys(OAS)、クロスチェーン決済ソリューション「Singularity」と提携

OasysがSingularityと提携

ゲーム特化型ブロックチェーンOasys(オアシス)が、クロスチェーンペイメントソリューション提供のSingularity(シンギュラリティ)とのパートナシップ締結を11月7日発表した。

この提携によりオアシスは、エコシステム内でのシームレスなペイメントUX実現を目指すとのこと。

シンギュラリティのペイメントソリューションは、異なるチェーン間でのトークンのスワップやブリッジ、ネットワーク切り替えを自動で実行することで、ユーザーによるそれらの操作の省略が可能であるとのこと。なお同ソリューションは、クレジットカードでの法定通貨決済にも対応しているという。ただし日本居住者はシンギュラリティのソリューション利用は制限されているとのこと。

オアシスエコシステムでは、オアシスのレイヤー2「バースレイヤー(Verse-Layer)」やコンテンツが増えていくことが想定されるが、シンギュラリティ導入により、異なるチェーンでの決済がシームレスに完結可能になることでUXの大幅な改善が見込まれるとのことだ。

発表によるとオアシスエコシステムでのシンギュラリティ最初の導入事例として、「バースレイヤー」上で稼働するL2ブロックチェーン「ホームバース(HOME Verse)」でリリースされる予定のオンライン対戦RPGゲーム「9Lives Arena」のNFT購入にて、年内にも活用開始が予定されているとのことだ。

オアシスとは

オアシスは「Blockchain for The Games」をコンセプトに開発された独自のゲーム特化ブロックチェーンだ。「OAS」はオアシスのネイティブトークンである。L1(レイヤー1)上におけるトランザクション手数料の支払い、ステーキング、ガバナンス投票などに使用できるという。

またオアシスのバリデータにはスクウェア・エニックス、セガ、バンダイナムコ研究所、Ubisoftなどの国内外大手ゲーム会社の他、ソフトバンクやKDDIなど合計23社が参画している。

関連ニュース

images:iStocks/pgraphis

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

SEC、VanEckとWisdomTreeのETF提案に対する審査期間を延長

米証券取引委員会(SEC)が、米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)が提出した暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)の現物ETF(上場投資信託)に関する複数の規則変更提案について、審査期間を延長することを4月14日に発表した。それぞれ現物ETFの発行および償還を可能とする内容が含まれている

【4/15話題】SBCメディカルGHD・ストラテジー・バリューCがビットコイン追加購入、クラーケンが株式とETF取引開始など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

GrayscaleのイーサリアムETFステーキング提案、SECが審査期間を延長

米証券取引委員会(SEC)が、米シカゴの証券取引所NYSEアーカ(NYSE Arca)が提出した「グレースケール・イーサリアム・トラスト(Grayscale Ethereum Trust:ETHE)」および「グレースケール・イーサリアム・ミニ・トラスト(Grayscale Ethereum Mini Trust:ETH)」に関する規則変更提案について、審査期間の延長を決定したと4月14日に発表した