ポリゴンの「POL」コントラクトがイーサリアムに展開
ポリゴン(Polygon)の新たなネイティブトークンとなる予定の「POL」のコントラクトが、イーサリアム(Ethereum)のメインネットへ展開された。ポリゴンラボ(Polygon Labs)が10月25日発表した。
なおイーサリアム上の「POL」のコントラクトアドレスは「0x455e53CBB86018Ac2B8092FdCd39d8444aFFC3F6」となっている。コントラクト名は「PolygonEcosystemToken」である。
また今回のコントラクト展開は、Polygon PoSやPolygon zkEVMのユーザーや開発者、ノードオペレーター、ステーカーに対し、何かしらの影響を与えるものではないとのこと。
ポリゴンラボは7月13日、ポリゴンのネイティブトークン「MATIC」を新トークン「POL」へアップグレードする提案を発表していた。
なおこの提案は、6月13日に発表されたポリゴンの新たなロードマップ「Polygon2.0」の一環である。
具体的には「POL」を用いることで、同時にポリゴンエコシステム内の複数のチェーンのバリデーターになれるとのこと。また「ゼロ知識証明の作成」や「データの可用性の保証」など、「POL」によりエコシステム内の全てのチェーンがバリデーターに対し、複数の役割及びその報酬を与えられるようになることが「POL」の革新的な改善であるという。
ホワイトペーパーによると「POL」の初期供給量は100億枚であり、そのすべてを「MATIC」からの移行に充てるとのこと。またトークンの移行についても記載されており、この移行をできるだけ簡素化するためにスマートコントラクトを用いたトークンの交換が利用されるという。
なおDeFi(分散型金融)やスマートコントラクトに数年間「MATIC」をロックしている保有者もいるため無制限ではないものの、「例えば4年間のような長期間の交換には対応するべきである」との記載もされている。
The POL token upgrade is now live on Ethereum mainnet.
— Polygon (Labs) (@0xPolygonLabs) October 25, 2023
Polygon 2.0, released this summer, is a roadmap for scaling Ethereum to build the Value Layer of the Internet. POL unlocks that future.
POL is a next-generation token that can power a vast ecosystem of ZK-based L2 chains.… pic.twitter.com/gmrsu0ZqLz
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参考:ポリゴンラボ
デザイン:一本寿和
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