メタマスクからソラナへブリッジ可能に
web3ウォレットの「メタマスク(MetaMask)」が、ソラナ(Solana)上のweb3ウォレット「ソルフレア(Solflare)」と連携し、「メタマスク」からソラナへのトークンブリッジが可能になったことを10月24日発表した。
今回「ソルフレア」は、サードパーティの開発者が作成した機能を非EVMブロックチェーンに拡張できる機能「メタマスクスナップス(MetaMask Snaps)」を利用し、「ソラナスナップ(Solana Snap)」を開発したとのこと。
これにより「メタマスク」ユーザーは、「ソラナスナップ」を使用して「メタマスク」に保有するEVM互換のブロックチェーンのトークンを、非EVMブロックチェーンであるソラナ上のトークンにブリッジできるようになった。
なお「あたらしい経済」編集部が「ソルフレア」のブリッジサイトを確認したところ、現在ソラナへトークンブリッジできるブロックチェーンは、イーサリアム(ETH)、ポリゴン(MATIC)、バイナンススマートチェーン(BSC)、アービトラム(ARB)、アバランチ(AVAX)となっている。それぞれのブロックチェーンで対応しているトークンは以下の通りだ。
イーサリアム:ETH、DAI、USDT、USDC
ポリゴン:MATIC、ETH、USDT、USDC
BSC:BUSD、BNB、WETH、USDT、USDC
アービトラム:ARB、ETH、USDT、USDC、USDC.e
アバランチ:AVAX、WETH、USDT、USDC
なお上記トークンからはソラナ上のSOLまたはUSDCにのみブリッジが可能だ。
なおその他にもトークンブリッジだけでなく、「メタマスク」からソラナ基盤のDAppsにも接続が可能になったとのことだ。
ちなみに「メタマスク」からソラナへのブリッジ手数料は今週29日まで無料となっている。「メタマスク」と「ソルフレア」による今回の取り組みは、ソラナ上の分散型アプリケーション(DApps)利用者を増加させる狙いがあるようだ。
「メタマスクスナップス」は今年9月からオープンベータ版として公開されており、「メタマスク」ユーザーはサードパーティの開発者が作成する各スナップにより、ビットコイン(Bitcoin)やコスモス(Cosmos)、アプトス(Aptos)、スイ(Sui)といったソラナ以外の非EVMブロックチェーンにも接続可能になるとされている。
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参考:ソルフレア
images:iStocks/metamorworks