バイナンス、英国での新規ユーザー受け入れ停止へ

バイナンスが英国での新規ユーザー受け入れ停止へ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンス(Binance)が、英国における新規ユーザーの受け入れ停止を10月16日発表した。

バイナンスの発表によると、英国の新規ユーザーは現地時間17:00(日本時間で17日1:00)からプラットフォームに登録ができなくなるという。

英国の厳しい姿勢は、昨年相次いだ業界の破綻事件によって、暗号資産の規制が世界的に注目されていることを受けてのものだ。ほとんど規制されていなかった業界において、暗号資産を取り扱う企業が顧客預金をどのように利用し、保管しているのかという懸念に火をつけた。

英規制当局である金融行為規制機構(FCA)は、暗号資産を英国ユーザーに販売する企業に対し、新たな金融プロモーション規制制度を導入。その新制度は10月8日に施行された。

また先週10日、FCAはバイナンスの英国関連企業であるリビルディングソサエティドットコム(Rebuildingsociety.com Limited)に対して、暗号資産金融プロモーションの承認停止を発表している。なおリビルディングソサエティドットコムについては、バイナンスが10月8日に提携発表したばかりであり、この提携は同日より発効する金融プロモーション制度に準拠する狙いからだった。

FCAは決定通知の中で、未登録の暗号資産会社は、プロモーションを承認する認可された会社がない限り、英国の消費者に暗号資産を宣伝してはならないと述べていた。

バイナンスは「私たちはFCAと緊密に連携しており、金融プロモーションも承認を得るために、できるだけ早く別の適切なFCA認可会社を探している」と述べている。

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※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Crypto exchange Binance to stop accepting new users in UK
Reporting by Manya Saini in Bengaluru; Editing by Devika Syamnath
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
images:Reuters

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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