Google Cloud提供のデータ分析サービス「BigQuery」、11のブロックチェーン追加

Google CloudのBigQueryに11のブロックチェーン追加

グーグルクラウド(Google Cloud)が、同社提供のデータ分析サービス「ビッグクエリ(BigQuery)」に、新たに11のブロックチェーンを追加したことを9月22日発表した。

「ビッグクエリ」に新たに追加されたブロックチェーンはアバランチ(Avalanche)、アービトラム(Arbitrum)、クロノス(Cronos)、イーサリアム(Ethereum)のテストネットであるゴエリ(Goerli)、ファントムオペラ(Fantom Opera)、ニアプロトコル(NEAR Protocol)、オプティミズム(Optimism)、ポルカドット(Polkadot)、ポリゴン(Polygon)、ポリゴンのテストネットであるムンバイ(Mumbai)、トロン(Tron)とのこと。

「ビッグクエリ」では、ノードを操作せずにオフチェーンからオンチェーンデータへアクセス可能な為、オフチェーンでオンチェーンのトランザクション履歴の探索や、あるウォレットから別のウォレットへの資産の流れ、トークン人気度合い、ユーザーとスマートコントラクトのやり取りを確認できる。

これによりユーザーは「特定の3つのチェーンで今日いくつのNFTが鋳造されたのか」、「チェーン間の取引手数料はどのように比較されるのか」、「トップのEVMチェーンにはアクティブなウォレットがいくつあるのか」などの探索が可能となっている。

「ビッグクエリ」で多くのブロックチェーンがサポートされていく背景としては、ブロックチェーン基盤やweb3分析会社、開発者、顧客などが、クリプトの環境全体を一括で把握できるようにする為とのこと。

なお「ビッグクエリ」では2019年にビットコイン(Bitcoin)、イーサリアム(Ethereum)、ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash)、ダッシュ(Dash)、ドージコイン(Dogecoin)、イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)、ライトコイン(Litecoin)、ジーキャッシュ(Zcash)がサポートされており、今回追加されたチェーンを含むと同サービスでは合計で19のブロックチェーンがサポートされたことになる。

関連ニュース

参考:グーグルクラウド
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LuckyStep48・dalebor

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【3/28話題】イーサリアムPectraのメインネット実装が仮決定、ゲームストップ株急落、Seiが23andMe買収検討など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

バイナンスが「Vote to List」の第1弾選出、「MUBARAK」・「BROCCOLI714」・「TUT」・「BANANAS31」を取扱

海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)で、ミームコインであるムバラク:Mubarak(MUBARAK)、CZ'Sドッグ:CZ'S Dog(BROCCOLI714)、チュートリアル:Tutorial(TUT)、バナナフォースケール:Banana For Scale(BANANAS31)の4銘柄の現物取引が開始された。バイナンスが3月27日に発表した