web3決済提供TransakがPancakeSwapに統合
web3決済インフラ提供のトランサック(Transak)が、大手DEX(分散型取引所)パンケーキスワップ(PancakeSwap)に統合したことを9月22日発表した。
これによりパンケーキスワップ利用のユーザーは、トランサックを介したオンランプ(法定通貨を暗号資産に交換するプロセス)が可能となり、マスターカード(MasterCard)やビザ(VISA)、グーグルペイ(Google Pay)、アップルペイ(Apple Pay)、銀行振込などで暗号資産(仮想通貨)を購入できるとのこと。
その為ユーザーは、暗号資産を購入するにあたって様々なプラットフォームを利用することなく、パンケーキスワップ上で直接暗号資産を購入できるようになったという。
なおトランサックでは、イーサリアム(Ethereum)やポリゴンzkEVM(Polygon zkEVM)、ベース(Base)、zkシンクエラ(zkSync Era)、リネア(Linea)、BNBチェーン、アービトラムワン(Arbitrum One)といった7つのブロックチェーンがサポートされ、これらネットワーク上の9つの暗号資産がユーザーに提供されるという。また20種類以上の異なる支払いオプションも用意されているとのことだ。
トランサックとは
トランサックは2019年に米国で創業し、2020年より分散型アプリケーション(DApps)開発事業者向けに法定通貨による暗号資産の売買に係る決済インフラの提供を行っている企業。
現在同社のサービスは、米国、英国、EUを中心に世界各地で導入されており、英国の金融行為監督機構(FCA)に暗号資産会社として登録されている他、ポーランドではVASP(暗号資産サービスプロバイダー)として認められている。
今年5月にはCEイノベーションキャピタル(CE Innovation Capital)主導のもとシリーズAラウンドにて、SBIやアニモカブランズ(Animoca Brands)などから2,000万ドル(約28億円)の資金調達を実施している。
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参考:Transak
デザイン:一本寿和
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