レーザーデジタルがBTCファンドをローンチ
野村ホールディングスの関連子会社レーザーデジタル(Laser Digital)が、機関投資家向けのビットコインファンドを立ち上げたことを9月19日発表した。商品名は「ビットコインアダプションファンド(Bitcoin Adoption Fund)」だ。
このファンドは、ビットコイン(BTC)へのロング(買い)のみにエクスポージャーを提供する商品となっている。レーザーデジタルが市場へ提供するデジタル資産投資商品としては初となる。
なおエクスポージャーとは、投資家の持つポートフォリオのうち、特定のリスクにさらされている資産の割合のことである。
また同ファンドのカストディは、野村HD・レジャー(Ledger)・コインシェアーズ(CoinShares)の合弁会社であり、機関投資家向けにデジタル資産のカストディサービスを提供するコマイヌ(Komainu)が担当するとのことだ。
レーザーデジタルは、野村HDのスイス子会社でデジタル資産事業を行う企業。昨年9月に設立されている。今年8月にはレーザーデジタルのドバイ支部にあたる「レーザーデジタルミドルイーストFZE(Laser Digital Middle East FZE)」が、ドバイの規制当局であるドバイ暗号資産規制機関(Dubai Virtual Asset Regulatory Authority:VARA)から営業許可を得ている。
関連ニュース
- 野村HDデジタル資産子会社レーザーデジタル、ドバイの営業ライセンス取得
- 野村HDデジタル資産子会社レーザーデジタル、デジタル資産ポストトレードのエリジウム買収
- 野村HD子会社「Laser Digital」、機関投資家向けDeFi「Infinity Exchange」へ出資
- シンガポールのDeFiプラットフォームが600万ドル調達、野村証券のデジタル資産子会社も出資
- 野村HDの暗号資産ファンド、NEAR基盤のDeFiインフラ「Orderly Network」へ投資
参考:レーザーデジタル
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Cemile-Bingol