コンセンシスが「MetaMask Snaps」オープンβ版公開
web3ウォレットのメタマスク(MetaMask)にサードパーティー開発者による拡張機能を追加する「メタマスクスナップス(MetaMask Snaps)」のオープンベータ版が公開された。メタマスク開発元の米ブロックチェーン関連企業コンセンシス(Consensys)が9月12日発表した。
これまでメタマスクに機能追加がされる場合、全てコンセンシスが雇用する開発者によって独占的に開発が進められていた。しかしこの「メタマスクスナップス」によって、サードパーティの開発者が作成した機能をメタマスクに追加可能になった。これによりメタマスクが個人のニーズに合わせてカスタムできるようになる。
コンセンシスは、希望する機能をメタマスクに構築するよう開発者を招待することで、ウォレットのイノベーションを分散化する最初の企業になると述べている。
今回「メタマスクスナップス」のオープンベータ版では初期段階として、34のスナップ(Snap)が公開されている。
「メタマスク」はこれまでEVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換のブロックチェーンに対応するウォレットであったが、各スナップによりビットコイン(Bitcoin)やソラナ(Solana)、コスモス(Cosmos)、アプトス(Aptos)、スイ(Sui)などの非EVMブロックチェーンにも接続が可能になったとのこと。
その他の「スナップ」には、トランザクションの検知機能やウォレット間のメッセージング機能なども今回のオープンベータ版にて公開されている。
なおこれら「スナップ」は、セキュリティ監査を経たうえで、メタマスクチームによって最終的にリストに追加されたとのことだ。
「メタマスクスナップス」は現在、デスクトップ型(グーグルエクステンション)にのみ対応しており、利用には「メタマスク」を最新版にする必要がある。
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参考:コンセンシス・MetaMask Snap
デザイン:一本寿和
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