PayPal、暗号資産をドルに交換できる「オフランプサービス」提供開始

PayPalがオフランプサービスを提供開始

米大手決済企業ペイパル(PayPal)が、暗号資産(仮想通貨)を米ドルに交換できるサービス「ペイパルオフランプ(PayPal Off Ramps)」の提供開始を9月11日に発表した。

ペイパルは昨年12月にコンセンシス(Consensys)と協力し、メタマスク(MetaMask)で直接暗号資産を購入できる「オンランプ」のサービスを立ち上げた。また同様のサービスを今年8月に「レジャー(Ledger)」と協力し「レジャーライブ(Ledger Live)」でも開始している。

「ペイパルオフランプ」は「オンランプ」サービスに追加する形で発表されたサービスとのこと。これらサービスは、ユーザーが暗号資産を直接売買可能にするため、暗号資産への参入を増やす新たな一歩になるとのことだ。

ペイパルを利用した暗号資産のオンランプおよびオフランプサービスは、すでにメタマスクから利用可能であるとのことだ。

なお現在同サービスは米国ユーザーに向けて公開されたものであり、日本の居住者のユーザーはオンランプ、オフランプともに利用できない。ただし米国でも一部の州では利用できないとのことだ。

ペイパルは発表にて「ペイパルは以前、メタマスクとレジャーとの統合を通じて、米国の消費者がペイパルで暗号資産を直接購入できるようにするオンランプを開始した。オフランプを追加することで、米国のウォレットユーザーは、暗号資産をウォレットから直接ペイパルの米ドル残高に変換することができ、買い物、送金、保存、銀行やデビットカードへの送金が可能になる」と述べている。

またペイパルは今年6月、暗号資産交換業に関する「ビットライセンス(BitLicense)」を正式に取得し、米国のユーザーに向けて暗号資産を入出金できる機能を追加している。同機能ではビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)をサポートしている。

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参考:PayPalリリース
images:iStocks/chameleonseye

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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