「αU wallet」と「αU market」がOasysに対応
KDDIが提供するNFTマーケットプレイス「αU market」および暗号資産(暗号資産)ウォレット「αU wallet」が、ゲーム特化ブロックチェーン「Oasys(オアシス)」対応開始を9月12日発表した。
これにより「αU market」でのOasysブロックチェーン上のNFTの提供と、「αU wallet」でのOasysブロックチェーン上のNFTの管理や暗号資産「オアシス(OAS)」の送金・入金が可能になったとのことだ。
KDDIは今後、Oasysのエコシステムに参画する企業と連携し、日本国内でのOasysブロックチェーンプロジェクトの普及に向けた取り組みを行っていくとしている。
なおKDDIは今年3月、「Oasys」のバリデータに参画していた。KDDIが同月より、メタバースおよびweb3に関するサービス「αU(アルファユー)」を始動しており、このバリデータ参画はKDDIのweb3への取り組みの一環とのことだった。
「αU wallet」および「αU market」は当初、ポリゴン(Polygon)ブロックチェーンにのみ対応していたが、9月6日よりハッシュパレット提供のブロックチェーンネットワーク「パレットチェーン(Palette Chain)」に対応を開始していた。
これにより、「αU market」におけるパレットチェーン上のNFTの提供と、「αU wallet」におけるパレットチェーン上のNFTの管理や暗号資産(仮想通貨)「パレットトークン (PLT)」の送金・入金が可能になっている。
なお今回のオアシス対応を記念してKDDIは、9月から10月の期間に記念NFT「OASYX Series1」が抽選で100名に当たるキャンペーンを実施するとのこと。なお 「OASYX Series1」はゲームに特化されて作られたブロックチェーンOasysで初めて展開されたNFTプロジェクトだ。
オアシスとは
オアシスは「Blockchain for The Games」をコンセプトに開発された独自のゲーム特化ブロックチェーンだ。「OAS」はオアシスのネイティブトークンである。L1(レイヤー1)上におけるトランザクション手数料の支払い、ステーキング、ガバナンス投票などに使用できる。
またオアシスのバリデータにはスクウェア・エニックス、セガ、バンダイナムコ研究所、Ubisoftなどの国内外大手ゲーム会社の他、ソフトバンクやKDDIなど合計23社が参画している。
関連ニュース
- KDDIとハッシュポートがWeb3領域で業務提携、「αU wallet」等パレットチェーン対応
- ハッシュポートとKDDI、web3領域の協業検討に向けた基本合意書を締結
- KDDI、オアシス(OAS)のバリデータに参画、ゲーム・エンタメ領域での連携模索も
- KDDIがweb3サービス「αU」開始、ポリゴン(MATIC)対応のNFTマーケットプレイスやウォレットも
- あるやうむとKDDIが提携、NFT活用の地域共創に向け
images:iStocks/pgraphis