コインベースにPYUSD上場へ
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、米ドル建てステーブルコイン「PayPal USD(PYUSD)」の取り扱い予定を8月31日発表した。
同取引所での「PYUSD」の取り扱いは流動性条件が満たされ次第、8月31日9:00(PT)日本時間で9月1日2:00以降から開始されるとのこと。
なお取り扱われるのはイーサリアム(Ethereum)ネットワーク上のERC-20トークンの「PYUSD」となる為、他ネットワークで発行されたトークンは入金不可となる。
また「PYUSD」は「コインベース(Coinbase:販売所)」及び「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange:取引所)」で取り扱われるとのこと。取引ペアについては、PYUSD-USDがサポートされる予定。
今回の新規銘柄の取り扱いはコインベースサービス提供地域のうち一部は対象外になる可能性があるとのこと。日本についてはコインベースが事業縮小による取引停止をしているため、国内での「PYUSD」のサポートは対象外となる。
またコインベースでの「PYUSD」取り扱いは、新規銘柄や市場で取引量が比較的少ない銘柄に付けられる「Experimental label(実験的ラベル)」の対象となっている。このラベルは、市場の状況で取引量が増えた場合に削除される予定だ。
「PYUSD」は、米ドルの価格に1:1でペッグ(固定)されたステーブルコインだ。8月7日にペイパルがローンチを発表した。なおペイパルのような大手金融会社が独自のステーブルコインを発行するのは、初の事例である。
ペイパルによると「PYUSD」の価値は米ドル預金・短期米国債・同様の現金相当物に100%裏付けられているという。発行元については「パクソストラストカンパニー(Paxos Trust Company)」が担当している。
Coinbase will add support for PayPal USD (PYUSD) on the Ethereum network (ERC-20 token). Do not send this asset over other networks or your funds may be lost. Transfers for this asset are available on @Coinbase & @CoinbaseExch in the regions where trading is supported.
— Coinbase Assets (@CoinbaseAssets) August 30, 2023
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デザイン:一本寿和
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