オーケーコインジャパンにARB上場へ
国内暗号資産(仮想通貨)取引所オーケーコインジャパン(OKCoinJapan)が、暗号資産アービトラム(ARB)の取り扱い予定を8月21日発表した。
同取引所でのARB取り扱い開始は、8月28日17:00からの予定。なお予定通りARBが上場すれば、国内取引所として初の取り扱い事例となる。
対象サービスは入出庫、販売所、積立とのこと。対応ネットワークについてはイーサリアム(Ethereum)およびアービトラム(Arbitrum)になるという。ERC-20トークンとネイティブトークンの2種類のARBが取り扱われることになる。
ARBがオーケーコインジャパンに上場すれば、同取引所での取り扱い暗号資産は合計28銘柄となる予定。
現在同取引所では、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、リスク(LSK)、オーケービー(OKB)、アイオーエスティー(IOST)、エンジンコイン(ENJ)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、トロン(TRX)、クアンタム(QTUM)、パレットトークン(PLT)、アバランチ(AVAX)、ステラルーメン(XLM)、カルダノ(ADA)、ディープコイン(DEP)、ポルカドット(DOT)、ジリカ(ZIL)、テゾス(XTZ)、エフィニティトークン(EFI)、シバイヌ(SHIB)、サンド(SAND)、ポリゴン(MATIC)、ダイ(DAI)、ファイルコイン(FIL)の取引が行われている。
なおオーケーコインジャパンでは、同取引所にて取り扱うイーサリアム(ETH)において、「アービトラムワン(Arbitrum One)」のブロックチェーン(ネットワーク)に今年4月から対応している。これにより同取引所では、「イーサリアム」および「アービトラムワン」のネットワーク上のETHが入出庫(受取/送金)出来るようになっている。
アービトラム(Arbitrum)とは?
「アービトラム」はイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2スケーリングソリューション。同ネットワークでは、「オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)」を採用することでイーサリアムの安全性を保ちつつオフチェーンでの高速処理を実現している。
「ロールアップ」とは、元となるブロックチェーンのセキュリティなどを活用しながら、ガス代(ネットワーク手数料)やネットワークの混雑解消を図るスケーリング技術のこと。「オプティミスティックロールアップ」では、正当性の検証方法をレイヤー1(イーサリアム)に提出されるデータはすべて正当なものであるという楽観的(オプティミスティック)な前提に基づいて検証を行う手法にて、スケーラビリティを確保している。
なおアービトラムでは、「アービトラムワン(Arbitrum One)」および「アービトラムノヴァ(Arbitrum Nova)」の2つのネットワークを展開している。
「アービトラムワン」はアービトラムのパブリックなメインネットであり、誰でもバリデーターとなることができる仕組みとなっている。一方で「アービトラムノヴァ」は選定されたバリデーターのみが参加する許可型のメインネットとなっており、厳密な分散性を達成することはできないが、その分低い手数料での利用を可能にしている。
そのような特性から「アービトラムワン」はDeFi(分散型金融)及びNFT向けチェーン、「アービトラムノヴァ」はゲーム及びソーシャルアプリに特化したチェーンとして取り扱われるケースが多い。
なお「アービトラム」の独自トークンである「ARB」は、今年3月23日に発行が開始されている。
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参考:オーケーコインジャパン
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