OpenSeaがクリエイター手数料の支払いをオプション制へ
大手NFTプラットフォーム「オープンシー(OpenSea)」が、ロイヤリティをオンチェーンで強制的に徴収できるツール「オペレーター・フィルター(Operator Filter)」を廃止することを8月17日発表した。
「オペレーター・フィルター」は、ロイヤリティの支払いを回避するようなNFTプラットフォームをブロックリストに追加することで、購入者に対して強制的にロイヤリティの支払いを実行させるツールだ。「オペレーター・フィルター」は昨年11月よりリリースされている。
なお今月31日よりオープンシーでは、「オペレーター・フィルター」廃止により、クリエイター手数料の支払いをオプション制に移行するとのこと。
今月31日より前に「オペレーター・フィルター」を有効にしたコレクションや、オープンシーおよびイーサリアム以外のブロックチェーン上の既存コレクションについては、来年2月29日まで全ての二次販売でクリエイターへのロイヤリティが適用され、その後クリエイター手数料の支払いはオプション制に移行されるという。
またオプション制への移行に伴い、今月31日よりNFT購入者は、クリエイターへのロイヤリティを含むセカンダリリスティングを特定でき、また販売者がクリエイターのロイヤリティを選択したり、クリエイター料金の支払いをカスタマイズすることが可能になるとのことだ。
関連ニュース
- pafinの「クリプタクト」がオープンシーに対応、NFT取引を自動損益計算
- OpenSea、個人間NFT交換機能「Deals」リリース
- OpenSea、レイヤー 2「ZORA NETWORK」基盤のNFTサポート開始
- OpenSea Pro、AMM採用のNFTマーケットプレイス「Sudoswap V2」をサポート
- OpenSea Pro、「Pepe(PEPE)」のサポート開始
参考:OpenSea
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artsstock