OpenSeaがロイヤリティ強制ツールを廃止、クリエイター手数料の支払いをオプション制へ

OpenSeaがクリエイター手数料の支払いをオプション制へ

大手NFTプラットフォーム「オープンシー(OpenSea)」が、ロイヤリティをオンチェーンで強制的に徴収できるツール「オペレーター・フィルター(Operator Filter)」を廃止することを8月17日発表した。

「オペレーター・フィルター」は、ロイヤリティの支払いを回避するようなNFTプラットフォームをブロックリストに追加することで、購入者に対して強制的にロイヤリティの支払いを実行させるツールだ。「オペレーター・フィルター」は昨年11月よりリリースされている。

なお今月31日よりオープンシーでは、「オペレーター・フィルター」廃止により、クリエイター手数料の支払いをオプション制に移行するとのこと。

今月31日より前に「オペレーター・フィルター」を有効にしたコレクションや、オープンシーおよびイーサリアム以外のブロックチェーン上の既存コレクションについては、来年2月29日まで全ての二次販売でクリエイターへのロイヤリティが適用され、その後クリエイター手数料の支払いはオプション制に移行されるという。

またオプション制への移行に伴い、今月31日よりNFT購入者は、クリエイターへのロイヤリティを含むセカンダリリスティングを特定でき、また販売者がクリエイターのロイヤリティを選択したり、クリエイター料金の支払いをカスタマイズすることが可能になるとのことだ。

関連ニュース

参考:OpenSea
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artsstock

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

Sponsored

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された

フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開

米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、「オンチェーン米国政府マネーファンド(OnChain U.S. Government Money Fund:FOBXX)」をイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2(L2)ブロックチェーン「ベース(Base)」上でローンチした。フランクリン・テンプルトンが公式Xにて10月31日発表した