評価額は約2561億円
暗号資産(仮想通貨)やデジタル資産のカストディ企業ビットゴー(BitGo)が1億ドル(約146.3億円)の資金調達を実施したと、ブルームバーグが8月16日報じた。
報道によれば、ビットゴーの評価額は17億5000万ドル(約2,561.8億円)で、今回の資金調達はすべて新規投資家から受けたという。
具体的な会社名などは明かされていないが、出資者は米国とアジアを中心に活動しており、中には暗号資産業界外の参加者もいたという。
ビットゴー(BitGo)について
ビットゴーは、米国カリフォルニア州パロアルトに本社を置く、大手暗号資産カストディ企業だ。世界各国の暗号資産取引所や機関投資家に流動性、カストディ、セキュリティ・ソリューションを提供している。
なおビットゴーは、NFTのホットウォレットのカストディサービスを提供することを昨年6月に発表している。それによりユーザーはオープンシー(OpenSea)やルックスレアー(Looks Rare)、アートブロックス(ArtBlocks)、ジェム(Gem)、ラリブル(Rarible)などといった、様々なNFTマーケットプレイスとのやり取りが可能となった。
ビットゴーは今年6月、米暗号資産カストディ企業のプライムトラスト(Prime Trust)の買収を中止すると発表していた。
プライムトラストは同月、財務状況が悪化しているとして業務停命令を受けていた。
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参考:ブルームバーグ
デザイン:一本寿和
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