Trader Joeがイーサリアムでローンチ
アバランチ(Avalanche)ブロックチェーンを基盤とする自動マーケットメーカー(AMM)の分散型取引所(DEX)トレーダージョー(Trader Joe)が、イーサリアム上でローンチしたことを8月4日発表した。
これによりトレーダージョーは、同社が提供する流動性プールの効率性を証明する為に、まずはステーブルコインプールのみをイーサリアム上で提供するとのこと。なおステーブルコインプールでは、USDC/USDT及びUSDC/DAIが取引可能となっている。
またトレーダージョーには、ワンクリックで流動性を提供できる機能「リクイディティブック」と、「リクイディティブック」上に構築された自動流動性ソリューション「オートプール」があり、これらもイーサリアム上で導入がされているとのこと。
そして近日中には、トレーダージョー提供のオンチェーン指値注文がイーサリアム上で導入される予定とのことだ。このオンチェーン指値注文では、取引手数料や価格に影響を与えることなくスワップが自動化され、簡単で効率的な取引が実現されるという。
トレーダージョー共同創設者フィッシュ(Fish)氏は、トレーダージョーのイーサリアム上でのローンチについて「トレーダージョーがイーサリアムでローンチすることを決定したのは、カーブ(Curve)をめぐる騒動の中で、ネットワーク上のステーブルコイン市場を獲得する機会があったからだ」と暗号資産(仮想通貨)メディア「ブロックワークス(Blockworks)」に対し語っている。
カーブファイナンスは今年7月31日にハッキングを受け、約100億円(約7,000万ドル)規模のエクスプロイト(不正流出)被害が生じていた。これによりユーザーは、自身が保有する資産を危険回避のために同プロトコルから次々と引き出した。
なおトレーダージョーでは現在アバランチとイーサリアムの他、アービトラム(Arbitrum)およびBNBチェーン(BNB Chain)にマルチチェーン対応している。
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参考:Trader Joe